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「コナンエピソードONE」工藤新一が飲まされた薬とは?シェリーが示す伏線についても

スペシャルアニメ「名探偵コナン エピソード“ONE” 小さくなった名探偵」はコナンの始まりがわかる物語。

工藤新一が薬を飲まされて小さくなり、江戸川コナンとして活躍していくことになった理由がわかります。

今回は新一が飲まされた薬を解説していくとともに、作中でシェリーが示していた伏線についてお届けします。

 

「コナンエピソードONE」工藤新一が飲まされた薬とは?

工藤新一が薬を飲まされた経緯や薬の作用について解説していきます!

新一が薬を飲まされた経緯

高校生探偵として活躍する工藤新一。

幼馴染みの蘭のことが好きで、蘭もまた新一が大好き。

蘭は空手が堪能ですが、都の大会で優勝したことで、新しくできたテーマパーク”トロピカルランド”に新一に連れていってもらいます。

そのトロピカルランドではある事件が起こりますが、そこには黒の組織のメンバー、ジンとウォッカがいました。

事件は解決しましたが、ウォッカを見つけた新一は何かを感じついていきます。

そこで、ウォッカが拳銃密輸の闇取引を行っている所を目撃した新一。

だが、新一はジンに見つかってしまい、組織が開発したという”毒薬”を飲まされてしまう。

組織の闇取引を目撃してしまった新一を、黒の組織の幹部であるジンが抹殺しようとしたのです。

「組織が開発した薬」とジンは言っていましたが、その薬とはいったいどのようなものだったのでしょうか。

新一が飲まされた薬はアポトキシン4869

新一がジンに飲まされた薬の名は”アポトキシン4869”という毒薬です。

この薬の作用とは…

アポトキシン4869がもたらす作用

アポトキシン4869は毒薬で、人の命を奪う恐ろしい薬のようです。

投与された場合、エネルギー消費を伴うアポトーシス作用によって強い発熱をはじめとする苦しさを伴い、「骨が溶ける」かのような感覚に襲われた(アニメでは、カメラワークやエフェクトを伴う画面ブレ描写がなされる)後、通常は死に至り死体からは何も検出されないが、ごくまれにアポトーシスの偶発的な作用でDNAのプログラムが逆行し、神経組織を除いた骨格・筋肉・内臓・体毛などの全細胞が幼児期まで後退化することがある。
引用元:Wikipedia

上記のように死に至る毒薬で体内から毒物反応も出ないため、黒の組織の完全犯罪に利用されることとなります。

そして、幼児化するという副作用も…

本来は死に至る薬ですが、新一には幼児化するという作用をもたらしました。

ジンが「組織が開発した薬」と言っていましたが、組織の誰が開発したのでしょうか。

新一が飲まされた薬の開発者はシェリー

アポトキシン4869を開発したのは黒の組織のメンバー、シェリーです。

同じく黒の組織の科学者であった両親から受け継ぎ、開発していた薬物ですが、実際は開発途中で試作段階のままになっていました。

それは、シェリーが組織から逃亡したからですが、シェリー自身は「毒薬を作っているつもりはなかった」と語っています。

が、体内から薬物反応が出ないことを知られた組織に、シェリーは無断で暗殺の道具としてこの薬を使われたのです。

そんなことから組織に不信感を抱き、反発したシェリーは逃亡したというわけです。

その薬を開発した経緯は作中の冒頭でのシェリーの行動が伏線となっていました。

コナンエピソードONEでシェリーが示していた伏線

新一が飲まされた薬”アポトキシン4869”を開発したのがシェリーだということは、作中の序盤のシェリーの行動で示されていました。

この冒頭のシーンだけでは、シェリーは謎の女性としか思えなかったと思うので、どこが伏線だったのか解説したいと思います。

シェリーの飲み物からわかる正体

まず、セキュリティがハンパない部屋に入り白衣を着る女性、それがシェリーです。

何やら殺伐とした研究室の様な部屋に入ったシェリーは、すぐさま白衣を羽織ります。

この時点で彼女が何かを研究、開発する科学者では?と予測することができたと思います。

そして、シェリーが薬品の瓶に入った粉末で飲み物を作るシーン。

その瓶にはそれぞれ「リン酸水素二ナトリウム」「酸化第二鉄(III)」と書いてありました。

が、その瓶の中身はコーヒーとミルク。

薬品の瓶にコーヒーセットを詰め替えるなんて、化学に精通していない者からすれば考えられないことです。

この行動からもシェリーはこのような薬品を扱えるプロフェッショナルだということがわかります。

実験用のマウスが生きていたことに驚くシェリー

おいしそうにコーヒーを飲みながらコンピューターで開発した薬”アポトキシン4869”の効果を確かめるシェリー。

ほとんどが死に至る薬なので、実験のために投与されたマウスはやはり死亡していますした。

が、1匹のマウスだけが死亡せずに幼児化していたことを知ったシェリーは驚きます。

シェリーはアポトキシン4869が幼児化するという副作用があることを気づいていたのですが、マウスにその作用が表れたことで確信に変わったようでした。

ここでの伏線は、ジンが工藤新一に飲ませた薬はシェリーが開発したものであり、本来は死に至る毒薬だが幼児化する作用もあるということを示していました。

新一は、その稀な副作用により身体が小さくなってしまったのです。

そして実験結果に驚いたシェリーが誰かに電話をかけますが、その相手は誰だったのでしょうか。

シェリーが電話をした相手は?

シェリーは実験結果を知った後、

「ちょっと来てくれる?面白いものを見せてあげるわ」

と誰かに電話をしていました。

シェリーは黒の組織のメンバーであることから組織の誰かに電話したと予測できますが、よほど信頼できる相手であったはずです。

実は、シェリーが開発したアポトキシン4869は両親の研究を引き継いだものでした。

両親も組織に所属していましたが、シェリーが生後間もなく死亡しています。

なので両親に電話することはできません。

ここで本作を観察すると、机の上にシェリーともうひとり一緒に写る女性の写真がありました。

その女性はシェリーの唯一の肉親で姉の宮野明美です。

彼女も黒の組織に所属していたことから、両親から受け継いだ薬の研究結果を第一番に報告しようとしたのではないでしょうか。

作中では誰に電話をしたのか明かされていませんが、姉の宮野明美で間違いないと思います。

ここは、シェリーと姉の関係を示唆していたのではと思われます。

そしてこの実験結果を知ったシェリーは、後に工藤新一の安否を「不明」から「死亡」に書き換えたのでした。

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まとめ

スペシャルアニメ「名探偵コナン エピソード“ONE” 小さくなった名探偵」で工藤新一が飲まされた薬についてお届けしました。

この薬はシェリーが開発したものでしたが、コナンが今後黒の組織に存在が知られることなく活躍する陰にはシェリーの行動が大きなカギとなっていたようですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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