「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」は「:破」から14年後の世界が描かれていますが、さっぱりわからないと言う意見も多く出ています。
特に主人公・碇シンジの父である碇ゲンドウの真の目的っていったい何なのか理解に苦しむところでもありました。
今回は碇ゲンドウの目的とは何なのか、人類補完計画の狙いはゼーレと違うのかについて考察します。
目次
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」碇ゲンドウの目的
【碇ゲンドウ】48歳。特務機関ネルフの最高司令官。シンジの父親。非情なまでに任務と人類補完計画を推進しようとする。その真意を知る者は少ない。(CV:立木文彦)※データ放送「エヴァ用語辞典」 #エヴァ #kinro pic.twitter.com/8WHAzCW5MY
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 22, 2014
主人公・碇シンジの父である碇ゲンドウの真の目的とは一体何なのでしょうか。
ゲンドウの最大の目的はユイに会うこと
シンジのママンが実はリリスだったんじゃね?んなわけないか#エヴァンゲリオン#碇ユイ pic.twitter.com/x20YRhGJ9J
— 沖 和也 (@jz0jjBCkp9vKp33) January 24, 2021
ゲンドウにとって最大の目的は初号機の中にいるユイと再会することです。
ゲンドウは風変わりで目的のためなら手段を選ばないような非情な一面もある男です。
そんなゲンドウを唯一「とても可愛い人」と評し、一番の理解者であったのが妻であるユイでした。
自分の目的のためにユイを利用したという噂もありますが、ユイのことを本当に愛していたようです。
その描写が「:破」で綾波レイがシンジとゲンドウの仲を取り持つために食事会を提案したときの描写で描かれていました。
一度は断ったゲンドウですが、レイにユイの面影を見た途端受け入れています。
ユイの言う事なら聞き入れるゲンドウの一面が見えた場面です。
そして「:Q」でサードインパクトが起こる前に「もうすぐ会えるな、ユイ」と言っています。
この言葉でゲンドウがユイに再び会うことを最大の目的にしていることがわかります。
なぜユイに会うためにサードインパクトを起こそうとした?
ではなぜゲンドウはユイに再会するためにサードインパクトを起こそうとしたのでしょうか。
ユイはエヴァ初号機の実験の被験者でしたが、その過程で事故が発生し初号機と融合してしまいます。
ユイはもともと「エヴァと融合して永遠に生きること」を望んでいたため、それを実現するために自身の望みで引き起こした事故でもあったのです。
しかし、ゲンドウはユイを失ったことに大きな精神的ダメージを受けます。
そこでゲンドウは人類の進化を求めることに。
即ち、人類すべてを統合して一つの生命体へと進化することを目指すようになります。
そのためにサードインパクトを起こす必要があったのです。
そしてすべての生命体のさらに上の存在「神」になることによってユイの魂と一体になろうとしたと思われます。
これがいわゆるゲンドウの「人類補完計画」ですが、ネルフ所属のゲンドウの裏には同じく「人類補完計画」を目的とするゼーレという組織が。
このゼーレとネルフのゲンドウの狙いに違いはあるのでしょうか。
ゲンドウの人類補完計画の狙いはゼーレと違う?
【ゼーレ】ネルフの背後で運営と意志決定を行う秘密組織。EVAシリーズの運用や人類補完計画について指示を出す。その構成や規模は謎に包まれている。※データ放送「エヴァ用語辞典」より ヱヴァンゲリヲン放送中! #エヴァ #kinro pic.twitter.com/Fu9bzIVoRv
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ゲンドウとゼーレが推進する「人類補完計画」ですが、その目的や狙いは必ずしも一致しているわけではないようです。
ゼーレの目的・狙いとは
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q TV版✨金曜よる9時✨
🔹🔹🔹🔹🔹
🚹渚カヲル
🔹🔹🔹🔹🔹「ゼーレの少年」とも呼ばれる謎の少年#僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない #石田彰 pic.twitter.com/6jKvn8fqQb
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ゼーレはネルフのバックにいて世界を裏から操る秘密結社です。
「:Q」でゼーレは人類に文明をもたらした人類ではない存在として描かれています。
ゼーレの思惑である「人類補完計画」とはどういう計画だったのでしょうか。
カヲルがジンジに説明した内容は、
生命とは本来世界に合わせて自らを変えていく存在
↓
しかし、リリン(人間)は自らでなく世界の方を変えていく
↓
なので、自らを人工的に進化させるための儀式を起こした
↓
結果、生命の実を与えた新たな生命体を作り出す
というものでした。
即ち、全人類を高次元の存在へと進化させ一つの統合体にするというものです。
ゼーレのモリノスの電源が落とされていくシーンで、最後に「安らかな魂の浄化を願う」という言葉から、
「魂を浄化して高次元の新しい生命体になる」
ということが目的になるのではないでしょうか。
そのための狙いが「サードインパクト」だったと考えられます。
インパクトを起こすことが目的なのはゲンドウも同じ
エヴァ破のニアサードインパクト発生時のこのシーン、いったい何がめくれてるんだ pic.twitter.com/0kTs1KNEam
— さしみ™ (@osashimi636825) September 10, 2019
エヴァの世界では「インパクト」を起こすことが重要なカギとなっています。
ゲンドウもゼーレも、インパクトを起こすことが目的であることは一致しています。
ところがゲンドウの最終目的は上記でも言ったとおりユイとの再会です。
なのでゲンドウとゼーレの真の目的は違えど、それを果たすためにインパクトを起こすための利害関係が成立し、協力関係にあったと考えられます。
つまり、ゲンドウはゼーレを目的を果たすために利用していたのかもしれませんね。
まとめ
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qで碇ゲンドウの目的や人類補完計画の狙いはゼーレと違うのかについてお届けしました。
はっきり言って「:Q」はなんだかよくわからない内容でした。
カヲルやマリの発言も謎ですし、なんと言ってもゲンドウが何を考えているのかわかりません。
人類補完計画の詳細も明らかになっていませんし、公開予定の完結編にてすべてが明らかになるのか…。
結局「?」で終わって皆があれやこれやと考察しまくらなければならないような気がしなくもないですが。。。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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