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映画

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」なずなは誰が好き?背が高いのはなぜ?

映画「打ち上げ花火、下から見るか横から見るか」は謎が多かったですね。

そもそも打ち上げ花火を横から見るという発想からもこの映画の内容が少し難解なのが予想されます。

物語の鍵であるなずなが誰を好きだったのかわかりにくかったし、典道よりも背がが高い描写もちょっと不思議な感じがしました。

今回はなずなは誰が好きだったのかとなずなが典道より背が高い理由についてお届けしたいと思います。

※この記事ではネタバレが含まれますことと、個人的見解が多くなっていることをご了承ください。

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のなずなについて

 
 
 
 
 
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「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」に登場するなずなとは、少し大人びた影のある女の子です。

家庭環境が複雑で、なずなの母親が最初の結婚をしていた時に別の男性と駆け落ちしたことで茂下(もしも)町に来ました。

つまり母親が駆け落ちした相手がなずなの実の父親になりますが、1年前に亡くなっています。

なずなはお父さんのことが大好きだったことが劇中の描写でわかります。

そのため、母親の再婚の関係で転校することに反発し、再婚相手の男性にも心を開くことができずにいました。

なずなの父が亡くなってまだ日も浅いのに再婚する母親に嫌悪感も感じています。

そんな時、プールサイドにいたなずなはプール当番でやってきた典道と祐介の50メートル競争の賭け勝負に加わった。

「あたしが勝ったら、なんでも言うこと聞いて」

あっけにとられる典道と祐介だったが終わってみれば水泳部のなずなの圧勝。

典道はターンの時に足をぶつけてしまい最下位。勝った祐介になずなは花火大会を二人で行こうと告げる。

なぜ自分を誘うのかと問う祐介に「好きだからよ」と淡々と答えたなずなであった。

なずなは誰が好き?

プールでの出来事だけをみると、なずなは祐介のことが好きだと思われました。

祐介もなずなのことが好きだと公言していたので両想いのはずですが、祐介はなずなの誘いを断っってしまう。

プールで足を怪我した典道に祐介の家の病院で診てもらうように促し、なずなが来てたら行けなくなったと伝えるように言ったのでした。

病院に行った典道は浴衣を着てなぜかスーツケースを持ったなずなに会います。

祐介が来れないことを伝えると

「島田君(典道)が勝つと思ってた」

となずなに告げられます。

この言葉には「島田君に勝ってほしかった」という思いが感じられます。

なのでなずなが誰を好きだったのかという結論は「典道」だと言えると思います。

ここで私が思ったのは、祐介は典道がなずなのことを好きなのはもちろん知っていたのですが、なずなが好きなのは自分ではなく典道だということに薄々気づいていたのかもということです。

なのであえて病院で典道となずなが出会うように仕向けたと考えられなくもないなと思いました。

そして、最後の海中のシーンは花火師のおじさんがもしも玉を打ち上げた後なので現実世界に戻っています。

そこで二人はキスをし思いを伝えあうことができました。

そしてなずなは「次に会えるのはどんな世界かな?楽しみだね」と茂下町を去っていく。

結局二人は現実世界で両想いであることを確かめ合ったということなんだと思いました。

そんななずなと典道ですが、なんとなく違和感を感じたのがなずなの方が身長が高いってこと。

どうしても気になったので私なりにその理由を考察してみました。

なずなの背が典道より高いのはなぜ?

 
 
 
 
 
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なずなと典道が並んだシーンで気になったのが明らかになずなの方が典道より背が高かったことです。

この物語の主人公は中学1年生という設定ですが、この年頃は女子の方が成長が早いということもあって男子の方が背が低いことは現実世界ではあまり不思議なことではありません。

でも、アニメの世界でヒロインの方が背が高い描写はあまり見られませんが、あえてこのように表現したのには何か理由があったのでしょうか。

典道を子どもっぽく表現した

典道は純粋な中学生。

なずなのことが好きなのにそれを本人に伝えることなど到底できません。

それどころか仲のいい友達にも話すことができず、祐介になずなのことが好きだと言われても人ごとのように装っています。

そのようなことから恋愛に対してまだ臆病な部分が見て取れます。

また胸の大きい三浦先生の話題も劇中で何度か出てきますが、男子仲間5人の中で典道だけが話題に触れていません。

典道はそれだけまだピュアな少年でませたところがなく、恋愛に対しても消極的でまわりよりも子どもっぽいといえます。

なずなは大人っぽく表現した

反対になずなはちょっとませた女の子です。

家庭環境が複雑であることも関係してか母親の再婚相手をあからさまに無視したり家出を試みたり、プールで競争の後、祐介に「好きだからよ」と言ったりとなかなかのものです。

典道とのもしもの世界でも

「家出じゃなくて か・け・お・ち」

と言ったり化粧をして

「16歳に見えるかな?」「水商売をする」などという言葉も出てきます。

このようなことからなずなは典道よりもかなりませていることがうかがえます。

なずなはちょっと背伸びをした大人っぽい女の子だといえます。

そんな二人の違いを表現するためにあえてなずなの方が背が高いという身長差をつけて視覚的にもわかりやすくした結果ではなかったかと思われます。

実際、あの年頃の女の子のませた感じがなずなを通してよく伝わってきましたよね。

まとめ

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」でなずなが好きなのは誰かと典道より背が高い理由についてお届けしました。

一度観ただけではちょっと理解しにくい場面もたくさんある作品でしたが、奥深い部分の意図ををいろいろと考えながら観ていくと新たな発見があるかもしれませんね!

今回は個人的見解で考察した部分が多かったと思いますが参考にしていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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