<PR>当ブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。

映画

ハウルの動く城の「探したよ」の意味は何?指輪と伏線についてネタバレ!

ジブリの名作「ハウルの動く城」は冒頭に伏線が忍ばせてありました。

それはハウルの「探したよ」という言葉です。

今回はハウルの「探したよ」の意味や光る指輪について解説します。

※この記事にはネタバレもあります。

ハウルの動く城の「探したよ」のシーンを解説

作中でハウルが初登場したときのセリフ「やぁ、ごめんごめん、探したよ」には伏線が忍ばせてありました。

伏線が張られたシーン

ハウルとソフィーが初めて出会うシーン。

ここに伏線が張られていました。

ソフィーが兵隊に絡まれているときにハウルが現れ助けてくれます。

その時のセリフが「やぁ、ごめんごめん、探したよ」です。

このシーンを見ただけでは、ハウルは兵隊を欺くためにいかにも自分が連れのように振る舞ったのだと思いました。

ソフィーに絡む兵隊に、自分はソフィーの連れでさっきはぐれたから探していたとソフィーを助けるために嘘を言ったんだな思っていたのです。

「探したよ」の伏線を回収するシーン

ところが物語を見ていくとハウルはソフィーを助けるために「探したよ」と言ったわけではなく、本当に探していたことが判明します。

戦争が起こり止めようとするハウルでしたが、止めることができずもうボロボロになっていました。

ソフィーはハウルを救うため、城をハウルのもとへ移動させようとします。

その道中で、カルシファーがハウルの心臓を持っていることに気付いた荒地の魔女がカルシファーをすくいあげます。

ところが炎であるカルシファーによって燃える荒地の魔女。

ソフィーは慌てて水をかけるのですが、カルシファーにも水がかかってしまいます。

カルシファーは消え入りそうになり城は崩壊してしまいます。

カルシファーが消えてなくなるということは、ハウルの死を意味することでもあります。

動揺するソフィーでしたがハウルからもらった指輪が光り導かれた先はハウルの子ども時代でした。

そこでソフィーは子どものハウルに

「待ってて!あたしきっと行くから未来で待ってて!」

と叫びます。

そう言ったソフィーを、ハウルは探していたということだったのです。

この場面が伏線を回収するシーンでしたが、気づかれたでしょうか?

ハウルの「探したよ」はソフィーの「未来で待ってて」があったから出た言葉なんですね。

その言葉の意味を解説していきます。

「探したよ」と「未来で待ってて」の意味

指輪の導きでハウルの子ども時代に行ったソフィー。

そこでソフィーは子どものハウルが星の子と契約し、心臓に炎の悪魔カルシファーが宿る様を目撃します。

ところが大きな負荷が指輪にかかりすぎたのか指輪はこわれてしまい、ぬかるみに吸い込まれたソフィーは現在に戻されようとしました。

その瞬間にソフィーは叫びました。

「ハウル!カルシファー!私はソフィー。
待ってて!私きっと行くから!未来で待ってて!」

ソフィーの叫びに気付いたハウルはソフィーのの言葉をはっきりと聞きます。

そして未来で会うソフィーを待つことを理解したのです。

つまりハウルは、

  • 子ども時代すでにソフィーの存在を知っていた
  • ソフィーが未来で待っていることを認識していた

ということです。

そしてハウルが再びソフィーに会うことができたのが物語の冒頭のシーンです。

「探したよ」の言葉は、過去にソフィーが「未来で待ってて」と言った言葉の意味を理解したハウルが未来で待つソフィーを探していたということですね。

その「探したよ」のシーンで、ハウルの指輪が光っていたことにお気づきですか?

 

「ハウルの動く城」光る指輪について

ハウルがソフィーに渡した指輪にはどのような意味があったのでしょうか。

そしてその指輪が導いてくれたことでソフィーはハウルがずっと待っていてくれたことを理解するのでした。

指輪が光る意味

ソフィーが最初にハウルから指輪を受け取ったのはサリマンに会いに行くときでした。

そしてサリマンのもとから逃げるときに乗り物に乗って空を飛びますが、無理だというソフィーにハウルが指輪が方向を教えてくれると言います。

「カルシファー」を心の中で叫べというハウルの言葉通りにすると、指輪が光り導いてくれました。

この指輪の示す意味とは、

「心の中で叫んだ相手に指輪が光って導いてくれる」

ということではと思われます。

なのでソフィーがカルシファーを思ったときはカルシファーがいる城に指輪が光で導いてくれたんですね。

ハウルもこの指輪にソフィーの名を叫び、ソフィーのもとに導かれました。

そして終盤ではソフィーがハウルを思ったことでハウルの過去に導かれたソフィー。

そしてソフィーはハウルが自分を待っていたことを理解することができたのです。

ソフィーの「ハウルはずっと待っていてくれた」の意味

指輪が壊れて現代に帰ったソフィーののもとに傷ついたハウルがいました。

ソフィーは言います。

「ハウル、ごめんね。私ぐずだから。ハウルはずっと待っててくれたのに。」

ハウルの子ども時代を見たソフィーは、やっとハウルが待っててくれたことの意味に気づいたのです。

なぜハウルはソフィーを待っていたのでしょうか。

それはハウルとカルシファーの呪いを解くのはソフィーだったから!

ハウルは子ども時代にソフィーの待っていてという言葉を聞いてからずっとソフィーを探していたんですね。

ソフィーが言った「私ぐずだから」はハウルの子ども時代を見るまで、ハウルの呪いを解くのは自分だということに気づかなかったことを言いたかったのでしょう。

なのでソフィーは

「ハウルはずっと待っててくれたのに…。」

とハウルにキスをしました。

そして全てを思い出したソフィーがハウルとカルシファーの呪いを解くのです。

それを導いてくれたのが光る指輪でした。

まとめ

ハウルの動く城の「探したよ」の意味と光る指輪や伏線についてお届けしました。

ハウルとソフィーは過去からずっとつながっていて最後は感動を生む結末でしたね。

「ハウルの動く城」もジブリ映画ならではの謎がたくさんあり、考察しがいのある作品です。

ぜひ色々な考察をされて楽しんでみられてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

<関連記事>

「ハウルの動く城」ソフィーの呪いは解けてない?若返る・老ける理由とシーンを解説

「ハウルの動く城」荒地の魔女とサリマンの関係は?階段を登るシーンについても