映画「魔女の宅急便」に登場する絵描きの女の子。
劇中では名前を呼ばれることがなかったので
どんな名前なの?
年齢は?
と気になった人も多いのではないでしょうか。
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絵描きの女の子はキキにとってとても大きな存在でした。
そんな彼女のセリフからは深い意味が見えてくるようです。
目次
魔女の宅急便に登場する絵描きの女の子の名前と年齢
キキがお届け物を落とし、探しに行った森で出会った絵描きの女の子。
彼女の名前は「ウルスラ」といいます。
年齢は19歳という設定のようです。
森の中の小屋で絵を描くことに没頭する少女ですがキキにとっては大きな出会いでした。
劇中では名前を呼ばれることもなく不思議に思いましたがこのウルスラにキキは助けられることになります。
キキと絵描きの女の子の1度目のかかわり
1度目はキキが落としたぬいぐるみを拾って修理してくれました。
お客様のお届け物だった黒猫のぬいぐるみ。
ウルスラが拾ってくれていたもののカラスにつつかれて破れてしまっていたため困りはてるキキ。
そこでウルスラが「まかせとけって!」ときれいに縫って修理してくれたのです。
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おかげで無事にぬいぐるみを届けることができたキキ。
安心したように微笑むウルスラが印象的でした。
キキと絵描きの女の子の2度目のかかわり
2度目はキキのスランプの相談にのってくれました。
魔法の力が弱まり飛べなくなったキキ。
そんなキキのもとに再び現れたのが森で出会った少女ウルスラ。
落ち込んでいるキキを森の小屋へ泊りに来るよう促します。
そこでウルスラは自分も絵を描けなくなったことがあるとキキと同じような悩みを打ち明けてくれました。
魔女宅では、今も昔もキキとウルスラのお泊りシーンが一番好き。ベッド取っちゃってごめんね、って言うキキに育ちの良さを感じます。 #シーンランキング #kinro #ジブリ #魔女の宅急便 #キキ #ジジ #トンボ #ウルスラ pic.twitter.com/47qkWKFTIz
— ナオミント (@minmin70) January 5, 2018
自分だけがつらいんじゃないんだと励まされたキキ。
布団にくるまりながらそんな話をしてくれたウルスラのおかげでキキは元気を取り戻すのでした。
絵描きの女の子ウルスラのセリフの意味が深い
ウルスラのセリフで印象的だったのはやはり飛べなくなったキキを訪ねてきて一緒に小屋に泊った時でしょう。
少しお姉さんのウルスラとキキが布団にくるまりながら語り合うシーンは心に残るいいシーンでしたね。
魔女の宅急便の絵描きウルスラの名言
魔法も絵も似てるんだね。アタシもよく描けなくなるよ
そういう時はジタバタするしかないよ。描いて、描いて、描きまくる。
それでも描けなかったら描くのをやめる。散歩をしたり、景色をみたり、昼寝をしたり、何もしない。そのうち急に描きたくなるんだよ。— まさや@岡山奉還町コワーキングスペース喫茶白 (@masaya00615) March 18, 2020
飛べなくなったキキにウルスラは自分もよく絵を描けなくなる時があると言います。
そんな時は
「ジタバタするしかない」
「描いて描いて描きまくる」
というウルスラ。
そこにはジタバタしながらもがくことも必要だという深い意味が込めれれているのだと思います。
何となくわかったようでまだ不安なキキ。
「それでも飛べなかったら?」と問うキキにウルスラは
「描くことをやめる」
「散歩したり昼寝したり、何もしない」
と答えます。
できないときは何をしてもできないもの…
そんな時に無理してやるよりは思い切っていったんやめてみるとまたそのうち急に描きたくなる…
それが自分にほんとうに必要なことなら、必ずまたチャレンジするはずだとそんな風にウルスラはキキを諭したように思うのです。
絵を描くことの壁に突き当たり悩んだ経験を話したウルスラにキキが「苦しかった?」と聞いた時のウルスラの答えが
「それは今も同じ」
なんて深い言葉だろうと思いました。
- 人は皆苦しいことを乗り越えながら前に進んで行く。
- ひとつクリアしたらまた次の苦しさがやってくる。
- そんなものなんだ。
そうウルスラは言いたかったのでしょう。
そうやって少しずつ前に進んで行くから成長できるし楽しみも見えてくると言っているのではないでしょうか。
「でもそのあと少し前より絵を描くってことわかったみたい」
というウルスラの言葉からそのことがうかがえます。
キキの魔法は才能
ウルスラの深い言葉によってキキは元気を取り戻すことができました。
「魔女は血で飛ぶんだって」
と言うキキにウルスラは
「魔女の血、絵描きの血、パン職人の血、神様か誰かがくれた力なんだよね」
と答えます。
ウルスラのその言葉には魔法は決して特別なものではなくキキに与えられた才能だという意味が込められているのでしょう。
神様が与えた生まれ持った才能だからそれを活かしなさいと…
そこにはたくさんの苦難もあるだろうけどそれが当たり前。
そこを乗り越えていくから成長できるし楽しみにもなってくるとウルスラは自分の経験から話したのでしょう。
トンボもキキに
「才能を活かした仕事だろ、素敵だよ」
と言っている場面がありましたね。
他人にはない才能を与えられたキキに対する熱いメッセージだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ウルスラはキキにとってほんとうに深いかかわりを持つ存在でした。
小屋に泊った時のウルスラのセリフには深い意味が込められ、そこを読み解いて聞くといろいろなメッセージが受け取れます。
私たちも励まされたのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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