映画「るろうに剣心」の序盤で登場し、最終的に緋村剣心と戦うことになる鵜堂刃衛。
剣心と刃衛(じんえ)の一騎打ちも眼を見張るものがありました。
今回は刃衛は何が目的で剣心と戦ったのか、そして最後自決した理由について追っていきます。
そして実写映画で刃衛を演じたモニカの吉川晃司さんについてもお届けします。
目次
「るろうに剣心」鵜堂刃衛の目的と自決した理由
【#RoadToKenshin 第4章更新】
劇場上映中!1作目『るろうに剣心』クライマックスでの #吉川晃司 さん演じる鵜堂刃衛との壮絶な闘い&感情を爆発させる剣心💥
その貴重な舞台裏映像をご堪能下さい!!#佐藤健 さん公式YouTubeにて配信中⚡
⇒https://t.co/s5DHUZOU2N #るろうに剣心最終章 pic.twitter.com/BrpjUEFEx5— 映画『るろうに剣心 最終章』公式アカウント (@ruroken_movie) April 4, 2021
映画「るろうに剣心」に登場する鵜堂刃衛の目的とは何だったのでしょうか。
まずは鵜堂刃衛という男について解説します。
鵜堂刃衛とは
こういう感じで自分たちに暗示をかけて、ゴリゴリ働いてる人いる。
懐かしの鵜堂刃衛。 pic.twitter.com/ZhQGrSVwYP— 野口健| juice up (@takeshi_n0422) November 10, 2020
鵜堂刃衛はどこの藩閥にも属さない浮浪(はぐれ)人斬りです。
金で人斬りを請け負うという今で言うフリーランスの人斬りですね。
かつては新選組隊士でしたが、人間を斬りたいという欲望から不要な殺しも行っており新選組から追放されそうになります。
ところが逆に返り討ちにしてさっさと脱退。
その後は維新志士として人を斬り続けていた根っからの人斬りです。
映画「るろうに剣心」では武田観柳に雇われた刺客として登場しています。
鵜堂刃衛の目的
鵜堂刃衛には、続編に登場する志々雄真実たちのように日本征服を目論んだりといったような壮大な目的はないようです。
人斬りにとらわれた刃衛の目的は”剣心を人斬り抜刀斎に覚醒させる”こと。
映画では鳥羽伏見の戦いで生き残った志士として描かれています。
鳥羽伏見の戦いで「不殺(ころさず)」を誓った剣心が残した刀を偶然手に入れた刃衛は、残された人生を剣心との対決にかけることを決意します。
武田観柳の手下として「人斬り抜刀斎」の名を語り辻斬り(路上で通行人を刀で斬りつけること)や多数の警察官を殺害し剣心との対決の機会を待っていました。
刃衛の真の目的は「伝説の人斬り抜刀斎」である剣心と死合することです。
人斬りにとらわれた刃衛にとって剣心は、さらなる欲望を満たす相手だったのでしょう。
そのため剣心を覚醒させるべく薫を拉致するという策略に出ます。
「背車刀までは読めなんだか」剣心と刃衛の戦い
#kinro #るろうに剣心
金曜ロードショーのるろうに剣心、
まだ観ていない場合は第一作目も必見。
吉川晃司が怪演する敵役の『鵜堂刃衛』は原作越えとの呼び声も高く、多くの剣技を彼自身が実演している。特に観てほしいシーンは『背車刀』
一瞬のシーンではあるが、吉川晃司の高い技量が光る。 pic.twitter.com/QnADgTo9E7
— ガッバーナ・アマリ (@sosomoutokn) March 30, 2018
薫を拉致し、剣心との戦いに挑んだ刃衛。
薫を救うために刃衛のもとへ向かった剣心と凄まじい戦いが始まります。
長年不殺を貫いてきた剣心は最初、人を斬り続けてきた刃衛に歯が立ちませんでした。
それでも必死に戦う剣心に刃衛は、背中で刀を持ち替える「背車刀」で剣心を追い込みます。
「背車刀までは読めなんだか」と昔の抜刀斎には及ばない剣心に不満な刃衛。
そこで刃衛は、薫に”心の一方”をかけることで剣心を怒らせ抜刀斎に覚醒させようとします。
徐々に覚醒していく剣心と望み通り生死を賭けた戦いになり、刃衛は「不殺の誓い」を破らせようとします。
刃衛が最後自決した理由
最終的に刃衛は、覚醒した剣心の飛天御剣流抜刀術「双龍閃」によって肘の関節を砕かれ剣の命を絶たれることに。
薫を守るために刃衛の息の根を止めようと剣心は今一度人斬りに戻ろうとしますが、薫の言葉で我に返ります。
刃衛は剣を納めてしまった剣心に「決着をつける」と言うと自らに刃を向け自決します。
なぜ刃衛は自決を選んだのでしょうか。
作中ではもう剣を握れなくなった身で生きることはプライドが許さないといったことも感じ取れました。
が、真の理由は自身に人斬りを依頼した維新政府の黒幕を特定されないためでした。
人を斬る欲望にまみれていた刃衛は自分を斬ることさえ快楽だったのかもしれません。
最後に刃衛が剣心に放った言葉が印象的でした。
お前も本性は人斬りよ
同じ人斬りが言ってんだから間違いねえ
しょせん人斬りは人斬り
お前がいつまで「るろうに」などどほざいていられるか
地獄の淵で見ててやろう
この言葉で続編への期待が一気に高まりますよね。
「るろうに剣心」実写版の刃衛はモニカの吉川晃司
一番好きな吉川晃司さんは、るろ剣実写版の鵜堂刃衛。 もうべらぼうにかっこいいのよ。 強さに説得力があるし。 pic.twitter.com/OyeCzXQoMm
— 美少女🤘4/25 バニーボーイBar配信 (@Bishoujo) June 16, 2020
ところで「るろ剣」実写版で刃衛を演じているのは誰?と最初はちょっとわかりませんでした。
何となく吉川晃司さんかなとは思いましたが、吉川晃司さん世代の人はどうしてもモニカ時代の印象が強くて重なりにくかったのではないでしょうか。
映画での吉川晃司さんは刃衛という役にぴったりハマっていましたよね。
現在でも若くて渋くてかっこよくてとても素敵な方です。
そんな吉川晃司さんは1984年にシングル「モニカ」でデビューされています。
当時では斬新なそのスタイルに驚いた人も多かったのでは?。
吉川晃司さんは182cmという高身長。
その身にビシッときまったスーツをまとって唄う「モニカ」に30数年前の若き乙女たちの目は皆ハートになったものです。
吉川晃司
『モニカ』
(1984年2月1日発売)渡辺プロダクション繋がりと思われる、デビュー前の1984年1月14日に出演した『8時だョ!全員集合』の貴重映像。引きの画の旋風脚で始まるとこサイコーです❗️振り付け通りに忠実に踊ってる…おそらく😁初々しい❗️ pic.twitter.com/PnV5iW9N3S
— ZERO(音楽専用) (@Limited_Night_) April 26, 2021
当時の吉川晃司さんも30年以上も前とは思えないくらいあか抜けてますよね。
やっぱりいい男はいつまでもいい男なんですね…。
映画では剣心役の佐藤健さんと圧巻の殺陣シーンを演じられ、吉川晃司さんの未だ衰えぬ身体能力の高さにも驚かされました。
まとめ
映画「るろうに剣心」に登場する鵜堂刃衛の目的と最後自決した理由についてお届けしました。
刃衛の目的は剣心に「不殺の誓い」を破らせ抜刀斎に覚醒させることでした。
人斬りにとらわれた刃衛は、残された人生を最強の人斬りとされる抜刀斎と対決することに賭けていたようです。
最後は自決の道を選んだ刃衛ですが、なかなか濃いキャラでしたね。
刃衛を演じた吉川晃司さんがとても素敵でした!
最後までお読みいただきありがとうございました。
<関連記事>
>「るろうに剣心」佐藤健はスタントなし?運動神経・身体能力がやばい!
>「るろうに剣心」佐藤健の殺陣シーンの動きがすごい!稽古や練習姿もかっこいい!
>るろうに剣心が逆刃刀を持つ理由は?作った人や本物が実在するかについても