「ブルーピリオドは月刊アフタヌーンで連載中の”美術”をテーマにした話題作。
そこの登場する主人公・八虎が通う高校の美術部顧問である佐伯先生。
今回は佐伯先生が言った「好きなことは趣味でいいは大人の発想」の意味と名言についてお届けします。
目次
「ブルーピリオド」好きなことは趣味でいいの意味
🎨原作扉絵イラスト🎨
#ブルーピリオド
7筆目
我々はどこへ行くのか
「芸の上澄みだけ掬ったような絵だな」試し読みはこちら
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主人公・八虎は絵を描くことに目覚めたものの、思うように上手く描けずに思い悩んでいました。
そんな八虎に佐伯先生が発した言葉が
「好きなことは趣味でいい、これは大人の発想だと思いますよ」
「頑張れない子は好きなことがない子でしたよ」
でした。
この言葉から佐伯先生が八虎に伝えたかったこととは何だったのでしょうか。
進路に悩む八虎
絵を描くことに興味を持った八虎ですが、美大に進学することの難しさを知り心の整理がつかずにいました。
自分が描いた絵を褒められたことは嬉しかったのですが、
- 絵を描くことは趣味でいいんじゃないか。
- プロ目指さなくても美大に行かなくても絵は描けるし…。
- ガチでやる意味ってある?
と、何も美大に行ってまで絵を描かなくてもという思いが湧き上がっていました。
増して母親からは、
「うちは私立は無理だから…」
「頼むからちゃんとしたとこに入って」
とクギをさされてしまいます。
母親にとってちゃんとしたところとは美大以外の大学を指していました。
それは「絵で食べて行けれる保証がない」ということ。
まさに母親の「絵が好きなら趣味で描けばいい」と言う意見に八虎も共感していたのです。
八虎の問いかけに佐伯先生は…
好きなことに人生の1番大きなウエイトを置くのって普通のことじゃないでしょうか?
「好きなことは趣味」でいい、
これは大人の発想だと思いますよ。
【ブルーピリオド 佐伯先生】 pic.twitter.com/h0MQwRXa7k— 誰かの言葉bot (@dareka_no_kotob) March 5, 2021
八虎は佐伯先生に、
「絵って趣味じゃだめなのか」
「食べていける保証がないなら美大にいくメリットって何?」
と疑問をぶつけます。
佐伯先生は「普通の大学なら食べていける保証があるのか」と、美大だけが保証がないわけではないことを諭します。
その上で美大にいくことで有利になることを上げ、画家や作家だけが職業ではないことも話します。
作家だけでやっていくのはかなり難しいことは事実であるけれども、そもそも自由業にはリスクはつきものなんだと。
だからといって美大にいかないと絵が描けないわけでもないし趣味で描く絵もいい作品はたくさんあると言った佐伯先生の次の言葉が、
「好きなことは趣味でいい、これは大人の発想だと思いますよ」
「頑張れない子は好きなことがない子でしたよ」
でした。
佐伯先生はこの言葉で八虎に何を伝えたかったのでしょうか。
佐伯先生の言葉「好きなことは趣味でいいは大人の発想」が伝えたいこと
八虎の「絵って趣味じゃダメですか?」という問いかけに対する佐伯先生の答えが「好きなことは趣味でいいは大人の発想」というものでした。
佐伯先生が言いたかったのは、それは好きなことで食べていくなんてことはまず不可能だからほどほどに趣味で楽しめばいいという冷めた大人の考えだということではないでしょうか。
八虎に「あなたはそれでいいの?」と佐伯先生は諭していたのだと思います。
食べていけるとかいけないとか関係なく頑張れるのが好きなことなのではないでしょうか。
ご飯を食べることも寝ることも忘れるくらい好きなことには没頭できますよね。
頑張ってるつもりはないのに自然と頑張れてる…。
後に佐伯先生が言った「頑張れない子は好きなことがない子」という言葉の意味はそういったことだと思いました。
好きなことがあるからこそ何も考えずに頑張れる…。
そしてどんな形であろうと結果は後からついてくるものだから、好きなことを一生懸命やりなさい。
そう八虎に伝えたのだと思います。
「好きなことに人生の一番大きなウェイトを置くのって普通のこと」
「好きなことをする努力家は最強」
そう佐伯先生に言われた八虎は少し吹っ切れたようでした。
とても穏やかな雰囲気の佐伯先生ですが、その力強い言葉はとても心に響きます。
「ブルーピリオド」佐伯先生の名言
ブルーピリオドの佐伯先生、いつもジョジョ立ちっぽいのがグッとくるポイント pic.twitter.com/a4oUF0rzcL
— tanakaworld 🧢 (@_tanakaworld) March 16, 2019
美術部顧問の佐伯先生には心に響く名言がいくつかあります。
ダントツは上記の
「好きなことは趣味でいい、これは大人の発想」
「頑張れない子は好きなことがない子」
です。
絵なんて趣味でいいじゃんと思っていた八虎の心を動かしました。
佐伯先生の名言というか言葉は優しいけど、しっかりと核心は突いているんですよね。
佐伯先生の名言1:美術は文字じゃない言語
佐伯先生は八虎のことをよく理解してるなと思えたシーンで出た言葉が「美術は文字じゃない言語」です。
八虎が周りに気を遣いすぎていることをお見通しだった佐伯先生。
好きなものを好きっていうことが怖いと感じていた八虎は青く見えた渋谷の朝が好きと言えずにいました。
でも佐伯先生の言葉で渋谷の朝の絵を描いた八虎。
八虎は絵で自分が好きだと言いたい景色を教えたのです。
すると、言葉で話さなくてもその絵が語っていることが周りに伝わった…。
その時、初めてちゃんと人と会話できたと思えた八虎でした。
描いた絵が人に伝わる実感を得た八虎は、ますます絵に興味を持つようになりましたね。
佐伯先生の名言2:情熱を込めて作ったものはそれを見た人も楽しくなる
家の窓から見えた景色の絵を描いた八虎は、なんだか納得できずに佐伯先生にみてもらいました。
佐伯先生は「遠近法」などテクニックについて教えてくれました。
そして八虎の風景の絵を褒めて言った言葉が、
「作った本人が好きで楽しんで情熱を込めて作ったものはそれを見た人も楽しくなっちゃうもの」
でした。
それは、どんなにテクニックが優れていても情熱がなければ人の心には響かないということ。
上手く描く方法を聞きに来た八虎に佐伯先生は、技術よりも情熱を込めることのほうが大事と伝えたかったのだと思います。
佐伯先生の名言3:好きなことをする努力家は最強
絵は趣味でいいのではないかと悩んでいた八虎は、佐伯先生の言葉で美大へ進みたいという気持ちが大きくなります。
「美大って俺、入れると思います?」と問いかけた八虎に佐伯先生は
「わかりません!」と一喝。
でもその後に「好きなことをする努力家はね、最強なんです!」という名言が飛び出します。
好きだからこそ頑張れる。
そこに努力が加わればこれほど最強なことはないってほんとですよね。
八虎も早速美術部に入部し、藝大受験目指して動き出すことになります。
絵を描くことに目覚めたばかりの八虎にとって佐伯先生の存在はほんとうに大きかったと思います。
佐伯先生に出会わなければ「絵は趣味でいい」のまま美大を目指すこともなかったでしょうね。
佐伯先生の言葉は一言一言がとても重みがあります。
作中にはまだまだ佐伯先生の言葉がたくさんありますし「ブルーピリオド」は名言の宝庫。
ぜひ原作漫画でたくさんの名言に触れてみてください!
まとめ
ブルーピリオドの好きなことは趣味でいいの意味と佐伯先生の名言についてお届けしました。
佐伯先生の初登場シーンからは、ちょっと風変わりなほんわかとしたおばさんっていうイメージがありました。
けど、実は美術に対する情熱はハンパなく物事の核心は確実に突いてくるという侮れないタイプの女性でした。
思い悩む八虎もそんな佐伯先生の導きによって歩みだすことができました。
そんな八虎が今後どうなっていくのか楽しみです。
そして「ブルーピリオド」はアニメでも放送されます。
そこでアニメを見ると原作が読みたくなるし途中から見たりするとそれまでの経緯が知りたくなります。
アニメ終了後は続きが早く知りたいですよね。
でも…。
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