1979年に公開された「ルパン三世カリオストロの城」は40年以上たった今でも愛される不朽の名作です。
宮崎駿監督の映画初監督作品としても有名な作品ですよね。
そんな「カリオストロの城」に登場する伯爵は最後、時計塔の仕掛けによって悲惨な最後を遂げます。
自業自得の死でしたが、果たしてクラリスは時計塔の罠を知っていたのでしょうか。
今回はカリオストロ伯爵が悲惨な最後を遂げることになった時計塔の仕掛けと、ちょっと気になった伯爵の名前と年齢についてお届けします。
目次
カリオストロ伯爵の悲惨な最後とは
#映画で印象に残っている死
『ルパン三世 カリオストロの城』
☆カリオストロ伯爵の プチッ！ pic.twitter.com/hjY1zDQBum— あき☆ち (@chiaki19617326) October 26, 2016
カリオストロ伯爵の欲望が頂点に達しクラリスをも犠牲にしようとした伯爵の最後は自業自得とも言える悲惨なものでした。
ルパンから指輪を奪った伯爵
こんばんは花嫁さん。忘れ物ですよ
と言いながら薬指ではなく中指に指輪をはめるルパン。伯爵も中指にしているから定位置なのだろうけどルパンの漢としての意地や伯爵からクラリスを絶対に守るという強い意志が伝わってきて好き。カリオストロの城最高 pic.twitter.com/5lalekbyTo
— 朝霧 紅蓮 a knot (@silverfangfox) September 18, 2019
クラリスとの無理やりな結婚式をルパンによってぶち壊された伯爵。
ルパンと時計塔で対立しますが、クラリスを人質にルパンから指輪の秘密を聞き出しクラリスと引き換えに指輪を渡すよう要求します。
が、その約束も破り二人を湖に落とし指輪を手に入れます。
秘宝に目がくらんだ伯爵は意気揚々と指輪の仕掛けを起動したのです。
伯爵の最後は時計の針で圧死
カリオストロの城の見どころはラストシーンの銭形警部の言葉じゃなくて、カリオストロ伯爵が時計の長針と短針にサンドイッチされる「プチッ」だと、声高に主張したい。 pic.twitter.com/fE7f5biAKx
— ペ テ ン 師 天 使 (@pe10shi10shi) January 19, 2018
伯爵はルパンから奪った指輪を時計台の上部にある彫刻にはめ込みます。
時計塔は指輪をはめられたことで仕掛けが起動し湖に沈む「宝」を出現させるのですが…
その時の条件が指輪をはめることによって時計の針が12時を指すことでした。
徐々に12時を指すように動く短針と長針。
時計の盤上にいた伯爵はその短針と長針に挟まれるてしまうのです。
伯爵は最後、自らが動かした時計の針に挟まれて圧死するという悲惨な死を遂げることになりました。
最後まで欲深かった伯爵の自業自得な結末でした。
ですが、時計塔の針の仕組みは指輪をはめた者が犠牲になる仕掛けだったですよね。
それはカリオストロ家の先祖が仕掛けた罠だったのでしょうか。
「カリオストロの城」時計塔の仕掛けの謎
ルパン三世のカリオストロの城で時計塔の針に挟まれてプチッていうシーン#映画で印象に残っている死 pic.twitter.com/rWIgTdMAw7
— にけ@もえ木 (@tetsu_nike) May 29, 2019
作中ではカリオストロ伯爵が文字盤のヤギの目に指輪をはめ込んだことによって針が12時を指し時計塔が崩壊しました。
指輪をはめ込むために足場を使って時計台を登る伯爵ですが、その足場を使うしか上る方法はなさそうでした。
ということは、登った者は12時を指そうと迫りくる時計の針にはさまれてしまうことは必須です。
あの仕掛けはどういうことだったのでしょうか。
伯爵は時計塔の仕掛けの罠にはまった？
『カリオストロの城』を初めて観たんだけれど、
「２時４５分の時計針を利用して敵と交渉をする」っていう、空間デザインの面白さが最高…。歯車がたくさん出てくるのは『モダンタイムス』のオマージュかな？と思ったけど、元ネタは江戸川乱歩らしい。 pic.twitter.com/2fkI22ORmE— 音 / Oto (@otokwmt) May 27, 2018
時計塔の仕掛けについては個人的見解になりますが、財宝に目がくらんだ不届きものは成敗されるということではないでしょうか。
伯爵はカリオストロの正式な後継を手に入れるべくクラリスに政略結婚を迫っていました。
なので正式なカリオストロの後継者ではない伯爵は、時計塔の仕掛けの罠にはまったと考えられます。
ゴートの秘宝に目がくらみほんとうの時計塔の仕組みを知らなかった伯爵。
時計塔が崩壊することによって湖の水が排出され先祖が隠した古代ローマの遺跡が現れるということを知らなかったわけです。
それを知っていれば指輪をはめ込んだと同時に湖に飛び込むはずです。
時計塔の仕掛けによって水は排出されるのですから助かりますよね。
なので伯爵のような人間が、指輪をはめ込むことによって財宝が手に入ると思い込むような仕掛けとほんとうに実行した場合はあのような結末が待っているというカリオストロ家の罠だったのではないでしょうか。
クラリスは時計塔の仕掛けを知っていた？
作中でクラリスが時計塔の仕掛けを知っていたかどうかは明らかになっていませんが、私は知っていたのではないかと思います。
ルパンが二つの指輪を合わせたときに表れる文字がかすれていて読めないと言ったときにクラリスはスラスラと答えました。
このことからもクラリスはカリオストロの秘密については大公夫妻、つまり両親からきちんと受け継いでいたのだと思います。
伯爵がまっとうな人間ならばクラリスと結婚することによってすべてを受け継ぐところだったのでしょうが、劇中でもあったように最低な男でした。
なのでカリオストロの先祖が仕掛けた罠にまんまとはまって最後は悲惨な死を遂げることになったのです。
まさに自業自得でした。
そんな伯爵は国を手中に収めようと企む悪人でしたが、劇中でファーストネームで呼ばれることがなくなんという名前なのか気になりました。
それに伴い「いったい何歳なの？」と年齢も気になりましたよね。
カリオストロ伯爵の名前と年齢
カリオストロ伯爵を演じたのは、映画やドラマの吹き替えでも活躍された俳優の石田太郎さん。ジーン・ハックマンさんやジャック・ニコルソンさん、アンソニー・ホプキンスさんなど渋い役者さんとの相性が抜群ですぅ😛#kinro #ルパン三世 #カリオストロの城 pic.twitter.com/hUdEHwVUtd
— アンク＠金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) January 19, 2018
強欲で非道な伯爵の名前と年齢は…
伯爵の名前
「カリオストロの城」に登場する伯爵の名前は”グラフ・ラザール・ド・カリオストロ”です。
ヨーロッパの小国・カリオストロ公国の摂政を務める事実上の国の支配者。
7年前の火事で大公夫妻が亡くなり摂政として、公国の実権を握りクラリスとの政略結婚によって国を手中に収めようとたくらんでいます。
表向きは紳士を気取っているが、本性は強欲で冷酷非道な男である。
でもさすが伯爵とだけあって、食事が優雅でしたしマナーもきちんと心得ていましたね。
伯爵の年齢
カリオストロ伯爵の年齢については公表されていません。
なので個人的な推測になりますが、伯爵の年齢は40歳～45歳くらいではないかなと思います。
劇中でルパンが伯爵に向かって「ロリコン伯爵！」と言っている場面があります。
宮崎駿監督は「カリオストロの城」でのルパンの年齢設定を30代後半とされています。
そのルパンから「ロリコン伯爵」と言われるくらいですからルパンより年齢が高いことが予想されます。
見た目にも落ち着いた感じがしますので40歳くらいと考えるのが妥当ではないかと思いますがいかがでしょうか。
まとめ
「カリオストロの城」での伯爵の悲惨な最後や時計塔の仕掛けや謎、そして伯爵の名前と年齢についてお届けしました。
この物語ではなかなか濃いキャラだった伯爵でした。
最後は自業自得の死を遂げましたが、なんといっても身を挺してクラリスを守り抜いたルパンがかっこよかったです！
最後までお読みいただきありがとうございました。
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