ルパン三世「カリオストロの城」ではクラリスがルパンのことを「おじさま」と呼んでいます。
ルパンがおじさまとはちょっと違和感ありますよね。
なのでルパンをおじさまと呼ぶクラリスとルパンの年齢差がどのくらいあるのか気になります。
今回は「カリオストロの城」でのルパンとクラリスの年齢と最後ルパンがクラリスのおでこにキスをした理由についてお届けします。
目次
「カリオストロの城」おじさまルパンとクラリスの年齢差は?
ルパン三世 カリオストロの城
数年ぶりに鑑賞。
ハードボイルドで硬派なルパン良いねえ。大泥棒、悪しき伯爵から純真な姫君を頂に参上。時計内部の歯車線、ハイテクカリオストロ城!
物を盗むだけが泥棒の仕事じゃない!その気になりゃ女性の心だって盗めるんだ! pic.twitter.com/6q5nh7AIrl— ハランベック (@ksZpsezG9HWCLBS) March 17, 2020
ルパンとクラリスの年齢差は約20歳とみられます。
クラリスがルパンを「おじさま」と呼ぶのにもうなづける年齢差ですね。
では、とてもおじさまには見えないルパンと清楚でかわいらしいクラリスの年齢はいったい何歳なのでしょうか。
ルパン三世の年齢
カリオストロの城でのルパンの年齢は「中年」という設定になっています。
本作の宮崎駿監督いわく30代後半だということです。
ということは35歳以上40歳未満あたりでしょうか。
作中でルパンは10年前の駆け出しでひよっこの頃に一度カリオストロに侵入したと言っていましたね。
明確に「何歳の時」という表現はありませんが設定から考えると25歳から29歳あたりに訪れて失敗に終わったということでしょう。
ルパンにとって10年前の当時はまだまだひよっこだったということなんでしょうね。
クラリスの年齢
クラリスの年齢は明確にされていませんが調べてみると16歳という設定のようです。
そりゃルパンのことを「おじさま」と呼びますよね。
軽く20歳以上の年齢差があるので親子といってもいいほどです。
カリオストロの城でのルパンとクラリスの年齢設定がわかりましたが、この作品でルパンの年齢設定が高いのには理由があったようです。
カリオストロの城でルパンの年齢が高い理由
今日は9月13日。フィクションの世界では、1968年 クラリスと伯爵の結婚式が行われ、ルパン三世が式場に乱入した日です。『ルパン三世 カリオストロの城』は、いつ見ても、何度見ても、普遍の名作ですねー。またまた観たくなりました。良い1日を。 pic.twitter.com/AEzndVvn3b
— キネマ310 (@44jXXoSNsXzAp8C) September 12, 2019
作品のヒロイン・クラリスが「おじさま」と呼ぶルパンは中年男性という設定。
ルパン三世を演じた山田康雄さんも「歳をとったおじさんルパン」という設定で演じられたそうです。
なぜ、あえてルパンの年齢を高くしたのでしょうか。
ルパンは優しい泥棒?
ルパンの年齢が高く設定されたのは宮崎駿監督が「優しい泥棒を描きたかったため」だそうです。
なのでこれまでのイメージよりもかなり高めの年齢設定にしたとのこと。
そこには宮崎監督の世界観があり、これまでのイメージとは違ったルパンがいても不思議ではないと語られたとか…
なので宮崎監督の描きたかった世界観にルパンたちの年齢を無理やり引き上げた形になったそうです。
ルパンはイメージが変わった?
#同じ名前でも全く違う物挙げろ
ルパン三世
要するにハードボイルドかコミカルか pic.twitter.com/ucSU7aK3Mu— くせ毛の人 (@kusege217) May 8, 2020
原作漫画のルパン三世は優しいイメージではなくハードボイルドです。
そのため原作著者のモンキーパンチさんは「イメージが違う」と戸惑われたそうです。
ところがルパン三世「カリオストロの城」の人気が高く視聴者のイメージが原作のハードボイルドよりも「優しい泥棒」のイメージが定着してしまったんですね。
私自身もルパン三世がハードボイルドというイメージはないですね~。
やっぱり人情味あふれる優しい泥棒といったイメージです。
このようにルパンを「優しい泥棒」というイメージに変えてしまったのが「カリオストロの城」という作品。
つまり宮崎駿監督の世界観がルパン三世を変えてしまったんですね。
個人的にもハードボイルドルパンより優しいルパンの方が好みですね。
そんな優しいルパンが顕著に表れた場面が最後クラリスのおでこにキスをするシーンではないでしょうか。
なぜルパンはクラリスのおでこにキスをした?
カリオストロの城面白かったねー!
ところで最後にルパンがクラリスのおでこにキスをしますが、その意味は『友情』『祝福』だそうです。
ルパンはクラリスが自由の身になったことを祝福してくれてるんですねー。クゥーイケメン。 pic.twitter.com/2l9CJnEC5n— さめ🦈 (@same_0414) January 19, 2018
映画のクライマックスとなるルパンとクラリスの別れ。
「行ってしまうの…?」と寂しそうに訴えるクラリス。
「一緒に行きたい!」とルパンの胸に飛び込んできたクラリスに対してルパンは抱きしめようとする手を引っ込めます。
女好きのルパンですから連れて行きたかった気持ちもあったのではないでしょうか。
ところが、かなり葛藤したルパンでしたが「俺のように薄汚れちゃいけない」とクラリスをなだめたのでした。
納得したクラリスは顎を上げてルパンにキスを求めますがルパンはあえておでこにやさしくキスをしました。
それはルパンが「大人の男」としてクラリスに接した結果ではないでしょうか。
ルパンにとってクラリスは特別かつ守るべき存在であり、やっと自由になれたことへの祝福と愛情をおでこへのキスという形で表したのだと思います。
クラリスが犬のカールに駆け寄る隙にさっと立ち去るルパン。
その去り際のルパンに私の心もすっかり盗まれてしまいました。
まとめ
「カリオストロの城」でおじさまと呼ばれるルパンとクラリスの年齢差とおでこにキスをした理由をお届けしました。
この作品でのルパンはほんとうに「優しい泥棒」でしたね。
ルパンとクラリスの心温まる物語でもある「カリオストロの城」は何年たっても愛される映画です。
何度見ても「よかった~」と思えますね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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