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タイタニックのキャルドンはかわいそう?その後やローズが結婚したくない理由を解説!

映画「タイタニック」でローズの婚約者であったキャルドン・ホックリー。

映画の中では悪者扱いでしたが、実はいちばんかわいそうだという声も。

今回はキャルドンがなぜかわいそうなのか分析していきます。

併せて、ローズがキャルドンと結婚したくない理由やキャルドンのその後についてもお届けします。

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タイタニックのキャルドンはかわいそう?

ローズの婚約者だったキャルドン(キャル)はアメリカの大富豪の御曹司。

大金持ちであるキャルドンですがローズの心を得ることができませんでした。

そんなキャルドンをかわいそうと思うのはどんなところでしょうか。

ローズに振り向いてもらえない

キャルドンとローズは政略結婚と言えども、キャルドンは少なからずローズを愛している様子。

ところがローズの態度はずっとそっけない。

それどころか嫌悪感さえ露わにされて気の毒な感じ。

挙げ句には自殺未遂まで起こされる始末。

キャルドンなりにローズに歩み寄ろうとするもまったく受け入れないローズ。

高価な宝石を贈っても喜んでもらえないキャルドンはちょっとかわいそうですよね。

ジャックに押されるキャルドン

婚約者と豪華客船「タイタニック」に意気揚々と乗り込んだら、ただのラッキーだけで乗船できた放浪男・ジャックが登場

自殺を図ったローズを助けたことでジャックの存在を知ったキャルドンは晩餐会に招待。

キャルドンは三等客のジャックに恥をかかせるつもりで招待するも、モリーの助言でビシッとタキシード姿で登場したジャック。

キャルドンはジャックが三等客であることを強調し「そんな暮らしでどうする?」てな感じ。

しかし物応じしないジャックの「人生は贈り物だ」と堂々と話す姿に周りも賛同しちゃってバツの悪そうなキャルドンは滑稽だけどかわいそう。

ジャックより優位に立とうとするも、ジャックのほうが一枚上手ってことに早く気付くべきだよね。

ローズを奪われた

かわいそうだと思う最大のところはローズを奪われちゃったってことでしょう。

三等客のパーティーでバカ騒ぎした婚約者に激怒してテーブルひっくり返したキャルドンの気持ちはわからんでもないけど、そんなことするから余計に嫌われるんだってこと。

グイグイくるジャックにローズが惹かれるのも無理のない話。

増して自分が知らない自由の世界で気ままに生きる超イケメンなわけだし。

そんでもってあの有名な船首で鳥になるシーンでしょ。

あんなことされたらそりゃあねえ。。。

ってここでやっぱりキャルドンはかわいそうだよね。

同じ船の中で婚約者は他の男とキスして、部屋に連れ込んでヌードで絵を描かせて、最後は車の中でってことだし。

船の中という限られた空間の中で行きずりの身分の低い男に婚約者を奪われた大富豪の男・キャルドンはかわいそうというしかない。

ローズに唾をかけられる

タイタニック号が沈むとわかって救命ボートに乗り込もうとする一等客たち。

ローズもボートに乗るように促されるが、母親やキャルドンの言葉にへきへきしジャックのもとへ行こうとする。

当然必死に止めるキャルドンだったが、ローズに思い切り唾をかけられた。

この唾を吐くという行為もジャックに教わったことってとこがミソ。

なんぼなんでも思い切り顔に唾をかけられたキャルドンはかわいそすぎる。

ダイヤモンドも奪われた

救命ボートの席を賄賂を使って確保し、もう乗れるってとこで反対側にローズとジャックがいるとの情報が。

キャルドンは薄着のローズを気遣いコートをはおらせるもローズはジャックしか見てない。

やっとのことローズをボートに乗せたのに、飛び降りてジャックのもとへ駆け寄られるキャルドン。

嫉妬に狂って銃を撃ちまくるも弾切れで我に返ったときには時すでに遅し…。

ローズに着せたコートのポケットにダイヤモンドを入れたままだった。

意図的ではないにせよダイヤモンドまで奪われてほんとかわいそう…。

こうやって見てくるとキャルドンの視点に立つと踏んだり蹴ったりでかわいそうなことがわかりますよね。

嫌な男ではあるけれど、ローズのために一生懸命なとこもみえるし別にローズに悪いことをしたわけでもないのにね。

ということでキャルドンは自分が一番見下していた身分の低い男に婚約者を奪われたかわいそうな男ってことでした。

そんなかわいそうなキャルドンですが、ローズの心を得ることができなかったのは彼にも原因があったのでしょう。

次にローズがキャルドンと結婚したくなかった理由を探っていきます。

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「タイタニック」ローズがキャルドンと結婚したくない理由

ローズはキャルドンと結婚したくありませんでした。

一言でいうと「あんな男いや!」ってことではないでしょうか。

キャルドンにもらった高価なダイヤモンドも「重くて嫌なネックレス」って言うほどなので、ほんとに心底嫌だったんでしょうね。

ローズにとっては望まぬ政略結婚

キャルドン・ホックリーはとにかく大金持ちの御曹司。

「金さえありゃ、、、」って考えの男。

それでも多少性格が良くてめっちゃイケメンなら話も違ってたでしょうけど、あの嫉妬深くて嫌味な感じの雰囲気にどちらかと言うとブ男なわけで…。

それは俳優さんの演技力のすごさなんですが、いかにもって感じがよく出ていましたよね。

いくら金があったってあんな男、絶対イヤだわ!と私も叫びたいところですが、ローズの母さんは違ったのよね。

ローズの家「ブケイター家」は上流階級の名家なわけだけど破産寸前。

母さんがローズのコルセットを締め上げながら「家にはもうお金がないの!」って結婚を嫌がるローズに泣きついてたし…。

母さんにとってキャルドンは”金のなる木”だったわけだから是が非でもローズと結婚させたかった。

映画見てるとキャルドンにエスコートされてる母さんの嬉しそうな顔がローズとは対照的で笑えた。

キャルドンにとっても、若くて美人な名家のお嬢様が妻になることはステータスでもあったはず。

そんなわけでお金のために娘を嫁がせようとする母さんと名家の家名と若くてきれいな妻を得ようとしたキャルドンの利害が一致した政略結婚だったわけです。

そりゃまだ17歳のローズにとってはお金なんかなくったってどうにかなるしなんで家のためにあんな男と結婚せないかんの?ってなりますわな。

お金や家柄より自由が欲しかった

もうまさに一番の理由がこれなんじゃないでしょうか。

上流階級の家に生まれて何不自由なくって思われがちだけど、ほんとは不自由だらけの毎日だったんでしょう。

でも上流階級の家に生まれてしまったらなかなか庶民にはなれませんよって思うわけだけど、ローズはどうしても耐えられなかったんだよね。

今ここでこの男と結婚したら一生この生活から抜け出せないという危機感に苛まれていたことは確かだと思う。

そこにお金はなくても生きたいように自由に生きる超イケメン・ジャックが現れたらキャルドンのことなんか頭から吹っ飛ぶわ!

ローズもいろいろと葛藤はしてたけど、ジャックはグイグイ押してくるしジャックとの先には自分が求める自由があるわけだし。

ってことでローズが結婚したくなかったのは

  • 望まぬ政略結婚だったから
  • 自由が欲しかった

ってことになるけど、やっぱりいちばんの理由は、

  • キャルドンのことが生理的に受け付けない
  • とにかく無理

これに尽きると思いますがいかがでしょうか。

「タイタニック」キャルドンのその後

タイタニック号が沈みゆく中、汚い手を使って助かったキャルドン。

救助されたカルパチア号にローズを探しに行ったのに、気付いたローズに顔を隠されてしまい見つけることができずでした。

生死をさまよった直後でさえ拒絶されるほどローズの心は離れきってしまってたんですね。

ここでもちょっとかわいそうなキャルドンです。

そしてその後は一度もローズに会うことはなかったようです。

だってローズは姓を「ドーソン」と名乗り生きていくと心に決めてたものね。

キャルドンは後に結婚し父の莫大な遺産を相続するも1929年に起きた株の大暴落により破産したとか。

お金がなくなったことに耐えられなかったのか最後はピストル自殺という非業の死を遂げました。

キャルドンの死を新聞で知ったというローズはその時どんな気持ちだったんでしょうね。

まとめ

タイタニックのキャルドンがかわいそうと思う部分とローズが結婚したくない理由やキャルドンのその後についてお届けしました。

婚約者を身分の低い男に奪われるし、タイタニックが沈んで命の危機だし、とことんローズに拒絶されて最後は破産で自殺って冷静に考えるとあまりにもかわいそうな報われない人生だったのではないでしょうか。

悪者のイメージが強いキャルドンですが、彼の視点で考えるとまた違った見解が浮かびますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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