映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は表現が抽象的でよくわからなかったですよね。
特に最後、典道がいないという結末が全く分からないという意見が多かったようです。
今回は最後に典道がいないのはなぜ?という疑問と結末はハッピーエンドだったのかをお届けしていきます。
※この記事ではネタバレが含まれますことと、個人的見解が多くなっていることをご了承ください。
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」最後に典道がいないのはなぜ?
やすみだったので
打ち上げ花火下から見るか横から見るか
を見直した。
最初見たときは、ぼんやりした感じで
内容がわからないまま終わったけど今改めてみると、なかなかに深い作品だった。
もしもあの時、って選択肢を後悔せずに
選べる大人になる
ってことが大事なんだろうね。 pic.twitter.com/IR2ydKZ4YX— ♕アニマ♕ (@korezozoukei) February 3, 2020
もしも世界でなずなと過ごした典道は現実世界に戻って思いを確かめ合いました。
そして夏休みが終わった登校日。
先生が出欠をとり、典道の名前を呼びますが返事がありません。
教室に典道の姿はありませんでした。
なずなの名前も呼ばれなかった。
しかし、なずなは転校することが決まっていたので、名前が呼ばれないことも教室にいないことも不思議ではない。
でも典道が教室にいないのは謎でした。
先生が名前を呼んだということは、教室にいるはずだからであって予め休むというような連絡はなかったということです。
典道はいったいどこに行ったのでしょう。
最後典道はどこに行った?
『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?見終わった!
普通に笑えて面白かったけど、納得出来ない最後な〜#打ち上げ花火 pic.twitter.com/Ylwge9YfXh
— T⃣e⃣t⃣o⃣l⃣a⃣a⃣a⃣ (@646911) August 18, 2017
最後典道が教室にいないというところで終わるこの物語。
「わけわからん!」という意見が多数ですが、それぞれ勝手に解釈してということなんでしょうか。
映画、打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 観て来ました。
絵も深夜のテレビアニメくらいだし、
話も都合良く進み、人物も何考えてるかわからない。良かったのは音楽くらいでした。僕には退屈な映画でした。— 奥 浩哉 (@hiroya_oku) August 18, 2017
今さ打ち上げ花火下から見るか横から見るかって映画見てたんだけどさ、話がわからない、何あの二人死んだの?
— れぇと🐁【FR】@悪魔 (@Re1eto___) April 23, 2019
打ち上げ花火下から見るか?横から見るか?みたのだけど解釈が難しいけど面白かったです。最後の終わり方ちょっとよくわからないけど
— 荒本 (@aramo022136) July 24, 2019
打ち上げ花火下から見るか横から見るかを見てないのに批判するのはよくないなって思って見てみたけど訳がわからないまま話が終わったんだけどあれ何?
— たくみ (@taku_06s) January 12, 2020
打ち上げ花火下から見るか横から見るか
好みの映画だったけどまったく意味がわからないまま終わってしまった— 純伎 (@junki_maru) September 18, 2018
最後典道がいなかったことに関してはネット上でこのような意見がありました。
・なずなとかけおちした
・なずなを見送りに行った
・最後に会った海岸で物思いにふけっている
・またもしも世界に行ってしまった
・典道は死んでしまった
このように意見は様々ですが、どの説でも物語は成り立ちそうですね。
意外とかけおちしたという意見が多いようですが、個人的には、最後に会った海岸で物思いにふけっている説が有力かなと思います。
物思いにふけるというよりは、もうなずながいない始業日にやるせなさを感じちょっとふけってみたという感じではないでしょうか。
それは、典道がもしも世界で成長した自分を自覚した証でもあるように思います。
というのは、もしも世界で典道が自分を好きでいてほしいと願望したなずなではく、現実世界でなずなは典道を好きだという証(キスをした)を手に入れたから…
なのでまだ子どもの2人がかけおちするとも思えないし、またもしも世界に行く必要もないわけです。
見送り説も始業日に転校先へ引っ越すことは考えにくいのでそれもないと思える。
そしてなずなは典道とお互いの気持ちを確かめあえたことで「次に会えるのはどんな世界かな?楽しみだね」と転校を受け入れ去っていったのです。
あれほど転校を嫌がっていたなずなが典道との時間に満足し転校をも受け入れた…
一足先に成長したなずなに続いて典道もまた成長したわけで、成長した二人が再会する可能性は十分感じ取れました。
なので、典道が死んでしまっては元も子もない感じになってしまうので死亡説も違うかなと…
あくまでも個人的見解ですが、典道が最後いなくなったのは、
ちょっと大人になった典道が願望のもしも世界ではなく現実世界でなずなと向き合うことが本当だと認識し、その決意表明みたいなものをあえて始業日になずなとの思い出の場所で誓っていた
と考えました。
典道にとって夏休みが終わった始業日は何か特別な意味があったのかもしれません。
劇中では典道が実際どこに行って何をしていたのかは明かされていないので真実は謎ですが、結局この物語はハッピーエンドだったのでしょうか。
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の結末はハッピーエンド?
『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』観てきました!
駆け落ちの行く先は、二人だけのもの。
その結末がハッピーエンドと信じて。#打ち上げ花火 pic.twitter.com/Q7iByBYByG— 天神大河 (@tenjin_taiga) August 20, 2017
私はこの作品はハッピーエンドだと思っています。
この物語は少年と少女の成長物語だと捉えられることから、ちゃんと成長した二人に関していえばハッピーエンドだといえます。
しかし、なずなの転校により離れ離れになる二人だけをみるとハッピーエンドとはいえない気もします。
でも離れてしまうことは決して悲しいことではなく、これからもっと成長して再会できる希望にあふれた物語だと思うとやはりハッピーエンドなのでは?
典道にとってもなずなにとってもお互いの気持ちを確かめ合えたことは、やはりハッピーエンドと捉えてもいいのではないでしょうか。
最後手をつないで二人で歩いていくなんてエンディングでないあたりが、この作品の奥深さを物語っていると思いました。
まとめ
映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」で最後典道がいないのはなぜ?という疑問と結末はハッピーエンドだったのかについてお届けしました。
最後はよくわからない終わり方であることから、受け取る側で意見もさまざまだと思います。
謎が多い作品ですが、いろいろな方向から自分なりの物語を作っていくのもまた楽しいのではないかと思いますので、この記事もぜひ参考にしていただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。