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映画

「鎌倉ものがたり」伏線ネタバレ!エンドロールのアイテムが示すエピソードを解説

映画「DESTINY鎌倉ものがたり」の劇中ではさまざまな伏線がはられています。

ラストまで観ると「そういうことだったのね」とほぼ納得がいくのですが、その場では見過ごしがちですよね。

今回は、劇中ではられた伏線とエンドロールで登場するアイテムが示すエピソードをお届けします。

※この記事ではネタバレも含みますのでご注意ください!


「DESTINY鎌倉ものがたり」伏線を解説

映画「DESTINY鎌倉ものがたり」では、すでに序盤でたくさんにの伏線が張られていました。

一色正和と亜紀子の結婚

まずは、亜紀子の「まさか先生と結婚するなんて不思議という言葉。

普通は「先生と結婚できて幸せ」と言うのではないでしょうか。

そこをあえて「不思議」という言葉の中に意味がありました。

そして正和の原稿を取りに来た本田も「独身主義者だった先生があんなに歳の離れた人と結婚するなんてね」と不思議がっていましたよね。

亜紀子自身もアルバイトで原稿を取りに来ただけなのに「この人と結婚する」と思ったと言っていました。

納屋から見つけた品物

亜紀子は正和から「納屋には絶対に入らないように」と言われていました。

「入るな」と言われれば入りたくなるのが人間の心理。

例外なく亜紀子も納戸に入ります。

そこで見つけた掛け軸(エンドロールに登場するアイテム)。

その掛け軸の絵を見て亜紀子は「先生みたい!」と言いました。

どこにも正和の面影はないその絵を見て「先生みたい」と言った亜紀子を不思議に思った人もいるのではないでしょうか。

そして正和が生まれた時に手に握っていたという「牙」(エンドロールに登場するアイテム)。

それと正和にとって重要な役割を果たす甲滝五四朗(こうたきいつしろう)の未発表原稿・「反魂綺譚(はんごんきたん)も見つかります。

夜市で見つけたもの

魔物たちが催す夜市に行った正和と亜紀子。

亜紀子が最初に手に取った置物(エンドロールに登場するアイテム)と一目見て気に入り正和に買ってもらったお盆(エンドロールに登場するアイテム)。

そして赤い手の魔物の手招きによって買った松茸

松茸を買い帰る亜紀子に不気味にほくそ笑んでいた赤い手の魔物

貧乏神による伏線

一色家には貧乏神が取り憑いていましたが、亜紀子に優しくされていました。

亜紀子と縁側でお茶を飲んでいるときに風呂敷の中を見せてとせがまれた貧乏神。

持っていたのはガラクタらしきものばかりでしたが小さな置物もありました。(エンドロールに登場するアイテム)。

そして大事そうに持っていた茶碗ですが亜紀子が好きだと言ったことで「もらってほしい」亜紀子にあげるのでした。

この茶碗も後に大きな役割を果たすことになります。

このように劇中の序盤でだけでたくさんの伏線が張られていましたが、ここからはネタバレしますのでご注意ください!
(※エンドロールに登場するアイテムについては後述します)

「DESTINY鎌倉ものがたり」伏線のネタバレ

では、序盤の伏線にどんな意味があったのか見ていきましょう。

一色正和と亜紀子は前世から何度も結婚していた

正和と亜紀子が結婚したなれそめから二人は普通では考えられないくらい不思議な縁でつながっていたことが伺われます。

これは正和と亜紀子が前世から何度も結婚していて今世でもまた出会い結婚したことを示していました。

はるか昔平安の頃からずっと何度生まれ変わっても一緒になる正和と亜紀子。

だが、そこには前世からずっと亜紀子との結婚を望んでいた天頭鬼がいました。

その天頭鬼のたくらみにより、亜紀子は黄泉の世界へ連れてこられることになります。

甲滝五四朗の未発表原稿・反魂綺譚(はんごんきたん)

亜紀子が納戸から見つけた甲滝五四朗の未発表原稿・反魂綺譚。

反魂綺譚は甲滝五四朗の絶筆でそこには黄泉の国への行き方が書いてあり、それを頼りに正和は亜紀子を取り戻すために黄泉の国へ行きます。

そこで父に会った正和はやっと真相を知ることができました。

正和は甲滝五四朗を母に不倫相手だと疑っていましたが、実は甲滝五四朗は正和の父・一色宏太郎の作家としてのペンネームだったのです。

正和の父もまた若くして病死した妻を取り戻しに黄泉の国へ行っています。

この反魂綺譚は正和が父の真相を知るための重要なものだったことを表していました。

夜市で買った松茸

亜紀子は夜市で赤い手の魔物に勧められた松茸を買います。

その中に「魔界松茸」が入っており、それを亜紀子に食べさせ黄泉の国へ連れていこうとしました。

この松茸を売った赤い手の魔物は天頭鬼の手下。

天頭鬼に亜紀子を連れてくるように命じられていた為、亜紀子に魔界松茸を食べさせようとしたのです。

  • 「魔界松茸」を食べたら黄泉の世界に行く
  • 亜紀子を黄泉の世界に連れて行った実行犯は赤い手の魔物

という二つの意味がありました。

貧乏神が持っていた茶碗

貧乏神が持っていた茶碗は、黄泉の国で正和とと亜紀子を天頭鬼から救い、今世に送り届けるという重要な役割がありました。

この茶碗には天頭鬼も歯が立たず、あえなく退散することになります。

何の変哲もない茶碗に見えましたが実はすごい茶碗だったんですね!

このようにたくさん伏線が張られている物語ですが、エンドロールに出てくるアイテムたちが劇中のエピソードを示しています。

エンドロールに登場するアイテムが示すエピソード

エンドロールに登場するアイテムとはどんなものだったのでしょうか。

そのアイテムが意味することを登場する順に解説します。

牙のキーホルダー

亜紀子にとって理解できない物ばかり買う正和に「これも!」と指摘した牙のキーホルダー。

正和はそれは買ったものではなく「生まれた時に握っていた」と言っていました。

これは、正和が前世で天頭鬼と戦ったときに奪った牙でした。

亜紀子が夜市で正和に買ってもらったお盆

このお盆は劇中の夜市のシーンで登場します。

亜紀子がとても気に入り正和に買ってもらうのですが、お盆に彫られた絵が「天頭鬼らしい魔物と勇ましい若武将」でした。

この絵は前世で天頭鬼と戦った正和を表している意味のあるお盆でした。

夜市で亜紀子が最初に手に取った置物

夜市で亜紀子が最初に惹かれ手に取った置物です。

こちらも天頭鬼らしい魔物とその魔物に刀を向けながらお姫様らしき女性を守る姿。

これも前世で魔物から亜紀子を救い出す正和を表しているのでしょう。

正和の家の納屋の掛け軸

掛け軸は正和の家の納屋にあり亜紀子が見つけました。

この絵にも天頭鬼と雲の上に立つ若武将とお姫様が描かれていました。

同じく前世での正和と亜紀子の姿でしょう。

前世では雲に乗って去ったのでしょうが、今世では貧乏神の茶碗がその役割を果たしました。

この絵を見た亜紀子が「先生みたい!」と言ったのが印象的でしたね。

貧乏神が持っていた置物

これも夜市で亜紀子が惹かれた置物。

天頭鬼を抑え込み刀を突きつける若武将です。

これも前世での正和を意味しています。

天頭鬼が「お前たちは平安の昔から何回夫婦になったら気が済むんだ」と言っていたように二人は前世から何度も夫婦になっていました。

今世では、生まれる時期を十数年もずらしたのにそれでもあっけなく夫婦になった二人に天頭鬼は怒っていましたね。

つまり、いつの時代でもどんな状況でも二人は「運命」で結ばれているということ。

そしてその度に天頭鬼から亜紀子を救い出していた正和

そんな二人の前世からの運命と絆をこのアイテムたちは表していたのです。

結局今回も夢破れた天頭鬼。

「また行ってしまう…」と叫んでいましたが、エンドロールの最後にトボトボと帰っていく様子がありました。

ちょっとかわいそうな気もしましたが、天頭鬼はくじけず亜紀子にアタックし続けるのでしょうかね…。

いい加減あきらめたほうがよさそうな気がしますよね!

まとめ

映画「DESTINY鎌倉ものがたり」の伏線をエンドロールのアイテムとともに解説しました。

正和と亜紀子は前世から何度も夫婦になっていた運命の二人だったんですね。

前世の正和はいつも天頭鬼から亜紀子を救い出していて、今世でも無事に亜紀子を取り戻せました。

あんなに絆が深い夫婦、素敵ですよね!

最後までお読みいただきありがとうございました。