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映画

「鎌倉ものがたり」貧乏神はなぜ茶碗を大事に持っていた?亜紀子にあげた理由と伏線についても

映画「DESTINY鎌倉ものがたり」で一色家に取り憑いていた貧乏神。

亜紀子は貧乏神でも神様だと言い、ご飯を食べさせてあげたりと優しく接していました。

その貧乏神は風呂敷の中に大事そうに茶碗を持っていましたが、どういった意味があったのでしょうか。

今回は貧乏神はなぜ茶碗を大事に持っていたのか、そしてそれを亜紀子にあげた理由と伏線についてお届けしたいと思います。

「DESTINY鎌倉ものがたり」貧乏神はなぜ茶碗を大事に持っていたのか

亜紀子と貧乏神が縁側でお茶をしているときに、亜紀子が貧乏神に風呂敷の中を見せてもらいます。

風呂敷の中にはガラクタらしきものが入っていましたが、その中に茶碗も入っていて亜紀子が気に入っていましたね。

貧乏神が茶碗を持ち歩いていた理由

なぜ貧乏神が茶碗を持ち歩いていたのか、明確な理由は明かされていませんが茶碗は貧乏神にとって縁の深いものだったのかもしれません。

というのも昔からのことわざで

「茶碗を箸でたたくと貧乏神が来る」

という言葉があります。

これは茶碗を箸でたたくことは行儀が悪いのでやってはいけないという戒めの言葉です。

なので貧乏神にとっては「必須アイテム」の様なものなのではないでしょうか。

貧乏神を象徴するアイテムだったと思われますが、実はこの茶碗は後の伏線になっていたんですね~。

貧乏神が亜紀子に茶碗をあげた理由

貧乏神の風呂敷の中の茶碗を見た亜紀子はその茶碗のことが好きだと言っていました。

亜紀子は貧乏神にご飯を食べさせてあげたりと手厚く振舞っていましたね。

「貧乏神になって800余年こんなに優しくされたことは初めてだ」と感激した貧乏神は、亜紀子に何かお礼がしたかったのです。

「その茶碗をあげるといったらもらってくれるかい?あんたにあげたいんだよ」と言った貧乏神からその気持ちが伺えます。

喜ぶ亜紀子でしたが、代わりに100円ショップで買った茶碗を貧乏神にあげることに…

それは貧乏神がご飯を食べさせてもらったときに珍しがっていた茶碗。

一番に茶碗に目が行くあたり、やっぱり貧乏神にとって茶碗は特別なものなのかもしれませんね。

貧乏神は最後、ここは居心地が良すぎて自分には毒だと去っていきました。

貧乏神は自分にとって特別な茶碗をあげることによって亜紀子への感謝を表したのだと思います。

それと同時にこの茶碗が将来亜紀子を助けることを貧乏神は知っていたのかもしれません。

なので是が非でも亜紀子に持っていてほしかったとも考えられます。

次にこの貧乏神が亜紀子に茶碗をあげるシーンに隠されていた伏線をみていきましょう。

「DESTINY鎌倉ものがたり」貧乏神の茶碗に隠された伏線

貧乏神が亜紀子に風呂敷の中を披露した時に茶碗がありましたが、実はこの茶碗は重要な伏線になっていました。

天頭鬼によって黄泉の国に行くことになった亜紀子を正和が取り戻しに行きます。

そうはさせぬと対抗する天頭鬼と対決する正和は、逃げ出す途中に絶体絶命のピンチに陥りもうだめかと思われました。

その時に現れて天頭鬼を撃退したのがまさに貧乏神が持っていた茶碗。

天頭鬼はその茶碗に触れることすらできず、亜紀子と正和は助かったのです。

「なぜ神々の道具を人間が持っている?」と天頭鬼も驚いていましたが、貧乏神が持っていた茶碗は実は神聖なものだったのでしょう。

天頭鬼もその茶碗が持つ力を知っていたようです。

何でもないように見えた茶碗でしたが、かなり重要な役割を果たすものだったんですね。

そしてもうひとつ、貧乏神が亜紀子に茶碗をあげるシーンで気になる描写がありました。

それはろくなものは入っていないといいながら披露した風呂敷の中の物に天頭鬼を抑え込む若武将の置物みたいなものがありました。

それはまさに亜紀子を天頭鬼から守った正和の前世の姿であり、今世でも同じことが起こるということを知らせていました。

そしてその時にこの茶碗が一役買うというつながりがあったわけです。

まとめ

映画「DESTINY鎌倉ものがたり」で貧乏神がなぜ茶碗を大事に持っていたのか、そして亜紀子にあげた理由やそのシーンの伏線についてお届けしました。

本来、裕福な家庭に取り憑いて災いをもたらす貧乏神ですが、亜紀子から親切にされたことで感動し茶碗をあげることになりました。

その茶碗のおかげで助かった亜紀子ですが、それは心優しい亜紀子だからこその賜物でした。人に親切にすることの大切さを改めて考えるきっかけにもなりましたね!

最後までお読みいただきありがとうございました。