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映画

思い出のマーニーは意味不明でつまらない?面白く観るための9つのポイントを解説!

映画「思い出のマーニー」は一度観ただけでは「意味不明でつまらない」という感想を抱く人が多いのではないでしょうか。

 
 
 
 
 
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それはわかりにくいことが多いからだと思います。確かに少し難しい…

今回はそんな人に向けて、わかりにくかったところや謎だったところを解説していきたいと思います。

 

思い出のマーニーは意味不明でつまらないのはなぜ?

話の内容が難しいわけではないのですが、物語の進み方が複雑でわかりにくい…

現実と非現実の世界が交互に現れたりするので一度観ただけでは「意味不明」「つまらない」で終わってしまいそうな映画です。

でも何度か見るととても奥が深く感動で涙も出る作品なんです。

私も一度観ただけでは何のことやらさっぱりわからずでした。

でも何度か観るととても奥の深さを感じ、さまざまな想像もできて自分なりの解釈もできたりします。

後からじわじわと伝わってくるようなそんな趣の作品でした。

でも一度観ただけではすべてを理解するのは難しいかもしれません。

なので、ここでは意味不明でわかりにくかったところなど、この映画を面白く観るためのポイントを解説したいと思います。

思い出のマーニーを面白く観るための9つのポイントを解説

思い出のマーニーのストーリーでは謎の部分が多くあります。

そのなぜ?を理解して観ていくとかなり楽に物語に入っていけると思います。

1.なぜ杏奈は自分が嫌い?

 
 
 
 
 
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杏奈は度々「私は私がキライ!」と言います。

杏奈は幼少期に負った心の傷から人とうまくコミュニケーションが取れないことで苦しみ葛藤しています。

2.杏奈を育てているのはほんとうの母親ではない

杏奈が喘息の発作を起こした時に診療した医師に「相変わらず心配性だね、お母さん」といったことに対して杏奈は「お母さん・・」と答えます。

そのあとには「お母さんじゃないのに…」という言葉が見え隠れしていたことに気づいた人もいたのではないでしょうか。

母が「やっぱり血がつながってないからなのかな…」と言った通り杏奈は養父母に育てられています。

3.杏奈が大岩さんのところへ行った理由

杏奈の喘息の発作はストレスも関係するということで医師から療養を勧められます。

空気がきれいなところでしばらく療養することがいいと頼子の親戚である大岩さんのお家に行くことになりました。

そこで杏奈は湿っ地屋敷の存在を知る(思い出す)ことになります。

4.杏奈が湿っ地屋敷を見たことがあると思ったのはなぜ?

杏奈は幼少期に祖母からお屋敷の写真を渡されていました。

写真の裏には「私の大好きな家・マーニー」と書かれていました。

マーニーは杏奈の祖母で幼少期にこのお屋敷に住んでいました。

まずは「マーニーは杏奈の祖母」とわかって観ると謎が理解しやすいと思います。

5.ボートのおじさん十一(といち)は何者?

潮が満ちて帰れなくなった杏奈を助けてくれた十一。

ひと言も喋らず出番もほとんどありませんが、実は湿っ地屋敷に住んでいた頃のマーニーを知っている貴重な存在。

杏奈と同じように人とコミュニケーションをとることが苦手のようですが、子供の頃にマーニーによって何らかの影響を受けたと思われます。

終盤に「マーニー。青い窓の向こうに閉じ込められた少女。昔の話だ」と十一は初めて言葉を発します。

6.杏奈が人形を抱いて椅子に座っているシーンのなぜ

七夕祭りで信子に「ふとっちょぶた!」と言ってしまった杏奈。

信子の行動が人とうまくコミュニケーションが取れない杏奈にとっては受け入れられないものだったのです。

再び「私は私がキライ!」とうずくまる杏奈の脳裏には大人たちが言い争う姿が浮かびます。

両親や祖母が亡くなり、ひとりぼっちになった杏奈を押し付け合っている大人たちの間で心を痛める杏奈の姿です。

7.マーニーとの出会いは夢?

杏奈が信子に「ふとっちょぶた!」言って逃げ出した後に初めてマーニーと出会う杏奈。

この時の湿っ地屋敷はきれいでまるで現実の様な描写がされています。

でもマーニーは杏奈の祖母でもう亡くなっています。

なので現実であるはずがなく杏奈が出会っているマーニーは杏奈の夢の中の空想です。

杏奈の記憶の中には幼少期に祖母のマーニーから聞かされた事柄が記憶されていてそれを再現しているのです。

8.湿っ地屋敷の絵を描いていた女性は誰?

彼女はマーニーと友達だった久子さんです。小さい頃マーニーのお屋敷によく遊びに行っていました。

そしてマーニーの過去を知る唯一の人です。

マーニーがたどった人生を教えてくれたことでより一層深く、杏奈はマーニーのことを知ることができたのです。

9.サイロでの出来事の意味は?

終盤のサイロでの出来事は物語でも重要な位置づけにあります。

ここでは頑なに閉ざされた杏奈の心が少し開かれる出来事があります。

苦しみながらもマーニーによって気づかされた杏奈は許すことができたのですね。

この場面は少しわかりにくく、人によって解釈が違ってくるかもしれません。

でも最後に笑顔で大岩家を後にした杏奈の表情から、サイロでの出来事は杏奈にとって大きな意味があったと言えると思います。

まとめ

映画「思い出のマーニー」は初めて観るとなんだかよくわからない映画かもしれません。

でも要所要所を理解しながら観ると奥が深くとても感動できる作品です。

今回は理解していると物語が入ってきやすいポイントを解説しましたので参考にしていただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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