ルイボスティーは体にいいと聞いたことがあると思いますが、いったい何がどう体にいいのでしょうか?
体にいいお茶であれば赤ちゃんでも安心して飲めるのか気になるところです。
実はルイボスティーは赤ちゃんにも安心して与えることができるお茶なんです。
では、いつから与えることができるのでしょうか?
生後すぐからでも大丈夫なの?
与えるときはどのくらい薄めるべきなの?
そんな疑問をカフェインの有無、味や香りはどうなのかとともに探っていきましょう。
目次
ルイボスティーとはどんなお茶?
「ルイボス」とはアフリカ大陸の現地の言葉で「赤い茂み」を意味します。
ルイボスティーは紅茶や緑茶などの「お茶」とは種類の異なる飲み物で、南アフリカに自生している豆科の低木の松の葉のような針状の葉の部分から作られます。
ルイボスティーは紅茶によく似ているので「ルイボスティー=紅茶」と思われがちですがルイボスティーは紅茶ではありません。
紅茶は紅茶葉(ダージリン、アッサムなど)を全発酵させて作りますが、ルイボスティーはルイボスの葉を乾燥させて作ります。
古くより南アフリカの先住民の間で日常的な飲み物として親しまれ「奇跡のお茶」「不老長寿のお茶」として飲まれ続けてきました。
赤ちゃんでも飲めるの?
アフリカでは日常的にお茶として愛飲されているルイボスティーですが、果たして赤ちゃんに飲ませてもいいのでしょうか?
ルイボスティーはノンカフェイン!
ルイボスティーには、コーヒーや紅茶、日本茶に多く含まれているカフェインが含まれていません。
麦茶が麦からできているのと同じように、ルイボスティーはルイボスの葉(豆科の植物)から作られていてお茶の葉っぱを使っていないのでカフェインは含まれていないんです。
赤ちゃんがカフェインの入った飲み物を飲むと分解できずに下痢になったり寝つきが悪い、夜泣きが激しくなるといった可能性もあるので良いことはありません。
目安として3歳くらいまでは与えないほうがよいと思われますが、ルイボスティーはノンカフェインなので安心して与えることができます。
<飲みもの100mlあたりのカフェイン含有量>
インスタントコーヒー | 40㎎ |
紅茶 | 20㎎ |
緑茶 | 20㎎ |
ほうじ茶 | 20㎎ |
ウーロン茶 | 20㎎ |
番茶 | 20㎎ |
麦茶 | 0㎎ |
ルイボスティー | 0㎎ |
こうしてみてみるとウーロン茶やほうじ茶、番茶にもカフェインは含まれています。
コーヒーや紅茶、緑茶は意識すると思いますがウーロン茶やほうじ茶なども赤ちゃんには気をつけたいですね。
ルイボスティーは低タンニン
ルイボスティーはノンカフェイン以外にも低タンニンであるという特徴があります。
お茶のタンニンは「カテキン」とも言われますが、赤ちゃんの便を硬くして便秘しやすくする恐れがあるといわれます。
その点ルイボスティーに含まれるタンニンはお茶と比べると含有量が低く麦茶とほぼ変わらないので赤ちゃんや子供に飲ませても安心です。
<飲みもの100mlあたりのタンニン含有量>
インスタントコーヒー | 52㎎ |
緑茶 | 18㎎ |
紅茶 | 37㎎ |
ウーロン茶 | 30㎎ |
麦茶 | 0~10㎎ |
ルイボスティー | 0~10㎎ |
タンニンは口に入れると強い渋みを感じるのが特徴です。
タンニンは苦みの成分でもあるのでタンニンが少ないということはその分苦みも感じないので赤ちゃんにも適していますね。
いつから与えていいの?生後すぐからでも大丈夫?
ノンカフェインで低タンニンなルイボスティーは成分上は生後すぐの赤ちゃんにあげても大きな問題はないとされています。
とはいえ生後まもなくは母乳やミルクが中心ですので、実際にはお風呂上りに水分補給を目的に白湯を飲ませる頃からになるでしょう。
しかし、生まれたばかりの赤ちゃんは消化器官が未熟なのでルイボスティーの成分をうまく消化できずに下痢になってしまう恐れがあります。
そのため、ルイボスティーを赤ちゃんに与えるのは離乳食を始めたあたりの5~6ヶ月頃からが無難だと思われます。
わが家は一家で何年もルイボスティーを愛飲していますが、うちの子供も離乳食あたりからずっとルイボスティーを飲んでいます。
どのくらい薄めるべきなの?
ルイボスティーはそんなに濃い味ではないですが、赤ちゃんに与えるとき、はじめは薄めて飲ませる必要があります。
というのも、ルイボスティーにはミネラルや食物繊維などの有効成分も含まれているため、まだ消化器官の発達が未熟な赤ちゃんには負担になってしまう可能性があります。
薄さの目安として、ルイボスティー1に対して水を2くらいがいいでしょう。それ以上薄めてもOKです。
赤ちゃんの飲み方やお腹の調子を見ながら徐々に薄さは調整してください。
また、ルイボスティーを作るときは必ず煮出してください。
煮出す場合、水道水で問題ありませんがミネラルウォーターを使用する場合はミネラルの少ない軟水を使用するようにしましょう。
ルイボスティーの味や香りは?
ルイボスティーの口当たりは少し甘味があり、後味もすっきりしています。
苦みや渋みといったお茶独特のクセもないので子供から大人まで年齢や性別を問わず飲むことができるお茶といえます。
個人的には紅茶に似たような味であるところが好きなんですが、紅茶の様な渋みはまったくありませんので紅茶よりはるかに飲みやすいと思います。
香りも少し独特な部分がありますが、高級な葉になればなるほど香りが豊かになるのが特徴です。
私自身は大好きでずっと愛飲していますが、味や匂いについては個人差がありますので苦手だと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
赤ちゃんや子供さんも合わなければ無理に飲ませないで他のお茶を与えてあげてくださいね。
まとめ
ルイボスティーはノンカフェインで低タンニンなので赤ちゃんでも安心して飲むことができるということがわかりました。
赤ちゃんの場合、成分上は産まれてすぐの赤ちゃんでも問題ないですが離乳食が始まったあたりから与えるのが無難でしょう。
ルイボスティーは苦みや渋みもなく香り豊かなのでとても飲みやすいお茶ですので一家で愛飲されてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。