映画「リメンバー・ミー」に登場するエルネスト・デラクルス。
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デラクルスは主人公ミゲルと同じサンタ・セシリア出身で伝説のミュージージャンでした。
そのためミゲルは彼の様なミュージージャンになりたいとずっと憧れていました。
ところがこのデラクルスはこの物語で唯一の悪者だったのです。
この悪役のデラクルス、最後はどうなったのか、彼のその後について考察していきたいと思います。
目次
デラクルスが死者の国に行った理由
生前、デラクルスはメキシコ史上最も敬愛される歌手として絶大なる人気を得ていました。
伝説のミュージージャンとして知らない人はいないほどの人物。
『#リメンバーミー』キャラクター紹介3⃣
<伝説のミュージシャン、デラクルス>
ミゲルが暮らす町“サンタ・セシリア”が生んだ偉大なるスター✨ 代表曲は、ミゲルも大好きな「リメンバー・ミー」🎵
ある写真をきっかけに、憧れのデラクルスと自分の間に繋がりがあると思ったミゲルは…⁉ pic.twitter.com/c0ShS8PFoW
— ディズニー・スタジオ (@disneystudiojp) February 1, 2018
そんな彼が死者の国に行ったのは、コンサートの最中にスタッフが誤ってセットの大きな鐘を落下させてしまいそれがデラクルスを直撃したことによる事故が原因でした。
死者の国に行ってもデラクルスは生前と同様、超人気ミュージージャンとして活躍していたのです!
デラクルスは最後どうなったの?
死者の国でも活躍していたデラクルスですが、最後は再び大きな事故に巻き込まれてしまいます。
その経緯は…
デラクルスは悪者だった
デラクルスは生前、ヘクターとデュオとして売り出し中でした。
しかし音楽のために家族を置き去りにし街を出たことを後悔するヘクターは家に帰ることを決断します。
何としても売れたいデラクルスはヘクターを引き留めますが、ヘクターの決意は固く強引に帰ろうとします。
デラクルスは理解を示したふりをしてヘクターに最後の乾杯をしようと毒入りのお酒を飲ませるのです。
帰り道、ヘクターは激しい腹痛に襲われ亡くなってしまいます。
デラクルスはヘクターを毒殺してヘクターが作った曲を盗んだのです。
その曲で大成功したデラクルス…
ヘクターは意識が遠のく中お腹が痛いのはチョリソーにあたったせいだとデラクルスに言われ、真実を知らないまま亡くなってしまったのでした。
デラクルスの悪事が明るみに!
死者の国に迷い込んだミゲルと出会ったヘクター。
一緒に大冒険を繰り広げることになるのですが、最後はデラクルスの悪事を知ることになります。
ヘクターは「最後の死」が迫っているため、自分の持っていた写真を生者の国に帰って飾ってくれるようミゲルに頼んでいました。
でもその写真はデラクルスに取られてしまっていたのでミゲルたちは取り返そうとします。
悪事を知られてしまったデラクルスは、コンサートの直前であったため開き直り、ヘクターに悪態をつきミゲルを高いところから放り投げます。
ところがその一部始終はミゲルの家族がカメラのスイッチを入れたことでコンサート会場のモニターに映し出されていたのです!
そんなこととは知らずに笑顔でステージの戻るも観客からはブーイングの嵐!
そこに現れたのは…
デラクルスは死者の国でも大きな鐘の下敷きに!
デラクルスに放り投げられたミゲルを助けたのは、イメルダのアレブリヘであるペピータ。
ミゲルを救った後、ステージでブーイングの嵐にうろたえるデラクルスのもとに現れ…
捕らえられたデラクルスは上空を飛び回られ放り投げられるのですが、猛スピードで激突したものはなんと大きな鐘!
そしてぶつかって落ちたところに鐘も落ちてきてデラクルスは下敷きに!
デラクルスは生前の時と同じように再び大きな鐘の下敷きとなってしまったのです。
このシーンがデラクルスの最後ですが、デラクルスは死者の国からも消えてしまったのでしょうか?
デラクルスは最後の死を迎えたの?
再び大きな鐘の下敷きになったデラクルスですが、最後の死を迎えてたのでしょうか?
劇中でデラクルスのその後は語られていませんが、「最後の死」を迎えてはいないと考察します。
その理由として死者の国では骨がバラバラになってもまたくっつくからです。
劇中でもミゲルがおじさんのフリオにぶつかった時、全身の骨がバラバラになったフリオですが、骨が勝手にくっつきました!
また、ヘクターが板の上から落ちてバラバラになるシーンもありますが、こちらも骨が勝手に動き出し見事元どおりに…
ふたりとも何事もなかったように普通に復活しているので、死者の国の世界では骨がバラバラになっても死なないということがわかります。
死者の国での最後の死は生者の国の生きている人間の誰からも忘れられて消えてしまうということ。
デラクルスは悪者だったとはいえ、生前は大スターでした。
悪事がばれたとしても熱狂的なファンはいるものです。
そんなことから忘れ去られることもないデラクルスは死者の国でまだ生きているといえると思います。
デラクルスのその後は?
鐘の下敷きになったデラクルスのその後は劇中では語られていません。
その後どうなったのか私なりの考察をしてみると…
死者の国でもう誰からも相手にされなくなったデラクルスはひっそりと人目をさけて暮らしているのではないかと思います。
死者の国には写真も祭壇もなく家もない忘れられた者同士が集まっている場所があり、家族のように呼び合って寂しさを紛らわし暮らしています。
もともとヘクターがいたところでデラクルスもそこに行ければいいのでしょうが、生前は伝説のミュージージャンであったため多くの人々の記憶にあるデラクルスはそこに行くこともできないのです。
なのでどこかに引きこもってひとり寂しく暮らしているのでは?と思いました。
生者、死者のどちらでも散々悪いことをしたので自業自得でしょうけれど…
でも、物語の終盤で生者の国のデラクルスの銅像につけられた看板は「忘れてやる」に変わっているので将来は「最後の死」を迎える時がくるかもしれませんね。
デラクルスはなぜヘクターを殺してまで曲を盗んだのか?
上記でデラクルスの悪事がわかりましたが、デラクルスはなぜヘクターを殺してまで曲を盗んだのでしょうか?
思うにデラクルスは歌とギターの才能はあっても、作詞・作曲ができなかったのでしょう。
ヘクターの作詞・作曲の才能はデラクルスも見抜いていたと思います。
なので、ヘクターに去られたら自分のミュージシャンとしての運命は断たれてしまうと考え何としてもヘクターの曲が欲しかったのだと思います。
それにしても殺してまで曲を盗むなんてデラクルスは相当な悪党ですね…
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はデラクルスの最後とその後についてまとめてみました。
物語の序盤では伝説のミュージージャンでミゲルの憧れであったデラクルスが悪役だったとは想像がつかない展開でした。
デラクルスは悪事をはたらくと必ず罰を受けると戒めるためのキャラクターだったと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。