ルパン三世「カリオストロの城」でルパンや銭形警部がカップ麺を食べるシーンがあります。
そのカップ麺の銘柄は何だったのでしょう?
今回はルパンや銭形警部が食べていたカップ麺の銘柄と時代齟齬や背景についてお届けします。
目次
カリオストロの城でルパンが食べていたカップ麺は?
カリオストロの城❗️
もう40年も前の作品であるにも関わらず、今でも全く色褪せることなく毎回清々しい気分にさせてくれる!
広大なスケールと世界観には何度でも魅了されてしまう!
さすが名監督の作品だけある!
ちなみに一番好きな場面はここ↓
そう!カップ麺をすすっているところ❗️ pic.twitter.com/J3tzVBAdKk— 内野自由席民@ZOZOマリンスタジアム (@Ricken325c64) October 14, 2016
劇中でルパンがおいしそうにカップ麺を食べるシーンがあります。
そのカップ麺の種類は何だったのでしょう。
カップ麺のふたには「きつね」とだけ書かれています。
でもあのカップの側面に描かれたデザインと色を見るとまさに「赤いきつね」ですよね。
まぁ、ふたには「きつね」としか書かれていないので断定はできませんが「赤いきつね」で間違いないでしょう。
ルパンがあげを一枚丸ごとハフハフとほおばるのを見ていると思わず「赤いきつね」が食べたくなるほどほんとうにおいしそう。
ルパンがカップ麺を食べてるという意外さとともにインパクトのあるシーンでしたね。
ルパンが食べていたカップ麺が赤いきつねだった理由
子供の頃から事ある毎に見ていたカリオストロの城。未だに一番印象深く脳裏に刻まれているのはこのカップ麺食べるシーン。こんなとこで食べるの自由で雄大でカッケエ…オトコすぎる…!という感想を抱いたこどもの頃の僕。オトコは皆ベストカップ麺スタイルを求める人生の旅人なのかもしれない。 pic.twitter.com/vD1eUqTlQX
— えぬびー! (@enuenuenubi) April 15, 2018
では、なぜルパンが食べていたカップ麺が「赤いきつね」だったのでしょう。
ルパン三世カリオストロの城は宮崎駿監督の初監督作品です。
急きょ初監督をすることになり制作期間が4ヶ月という超ハードスケジュールでした。
時間と制作費がなかったため現場ではカップ麺が主食になっていたそうです。
その宮崎駿監督の主食が当時発売されたばかりの「赤いきつね」だったことから作品にも反映されました。
ちなみに「赤いきつね」が発売されたのが1978年8月、「カリオストロの城」の公開は1979年12月です。
ここで、映画の時代設定とカップ麺は時代のつじつまがあっていないということに気づきましたでしょうか。
カリオストロの城とカップ麺の時代齟齬と背景
カリオストロの城って、カップ麺がけっこう出てきてます。
制作が残業続きでカップ麺ばっか食べてたからとも言われてますがー
カップヌードルの発売が1970年なので、
あの作品の公開の1979年頃は、まだそこそこ新しい食べモノだったからかも?今夜もひとまずおやすみなさい。#イラスト #次元 pic.twitter.com/YSwnuJuqVG
— 陸河童 (@Liv_Kopper) August 3, 2020
ルパン三世カリオストロの城での時代設定は1968年です。
作中で「峰不二子」がルパンに新聞の切り抜きを届けるシーンがあり、その新聞に記載されていた日付が「12 septembre 1968」だったことからもわかります。
上記でもお知らせしたとおり「赤いきつね」が発売されたのは1978年です。
ということは作品での時代には「赤いきつね」は存在していなかったんですね。
カップ麺として初めて世に出た「カップヌードル」の発売でさえ1971年です。
なので本当はカップ麺は作品の時代とのつじつまがあっていないのです。
これは宮崎駿監督が意図的に描いたシーンだという噂があります。
時代の矛盾を承知の上でカップ麺を食べるシーンを描いたのは時間と制作費が少なかったという監督からのメッセージだとか…
なんだかおもしろい逸話ですね。
銭形警部が食べていたカップ麺は?
銭形突撃隊と警部殿がカップ麺をすすっておりますが、それではここで浅間山荘事件における機動隊の皆さんを見てみましょう。#ルパン三世 #金曜ロードショー #金曜ロードSHOW #ルパン三世カリオストロの城 #カリオストロの城 #カリオストロ pic.twitter.com/PgaZWSXAT6
— 県警巡査長 (@SENIORPOLICEMAN) October 14, 2016
ルパンが食べていた「赤いきつね」がおいしそうでしたが、警備中の銭形と公安警察が食べていたカップ麺もおいしそうでしたね。
銭形警部が食べていたカップ麺はどこをどう見ても恐らく「カップヌードル」でしょう。
でもあのシーンを「なんか見たことあるような…」と思いませんでしたか?
実は1972年に起きた「あさま山荘事件」で機動隊員たちがカップヌードルを食べている姿と似ていました。
機動隊員が寒さの中、カップヌードルを食べている姿がテレビで放送されたことからカップヌードルがバカ売れしたそうです。
ルパンも銭形もおいしそうにカップ麺を食べていましたがこれってカリオストロ公国に売っていたのでしょうか。
カップ麺はカリオストロ公国で売ってる?
ルパン三世
【車】
フィアット500
【解説】
イタリアの自動車。カリオストロの城で登場したモデルはエンジンフードの開き方がアバルトのように上に開くようになっておりスーパーチャージャーを搭載しているpic.twitter.com/3GTHIdpXMR— 漫画アニメ登場品 (@animetobacco) August 28, 2020
「ルパン三世カリオストロの城」の主な舞台であるカリオストロ公国は世界で一番小さな国連加盟国と設定されています。
劇中からフランス語が公用語で、フランス系とドイツ系の国民が混在する国であることが推測されます。
なので「赤いきつね」や「カップヌードル」は売っていないと思われます。
なのでルパンはカップ麺を持参して来たんですね~。
それはルパンと次元が乗っていたフィアットの後ろにカップ麺や缶詰が積まれていたことからもわかります。
銭形警部も十分な数の「カップヌードル」を持参してきたことは安易に想像できますね。
まとめ
「ルパン三世カリオストロの城」でルパンが食べていたカップ麺の謎とカリオストロ公国で売ってたのかについてお届けしました。
ルパンが食べていたのは「赤いきつね」銭形が食べていたのは「カップヌードル」でした。
ルパンがカップ麺を食べる姿ってちょっと意外で印象に残りましたね。
これも宮崎駿監督の遊び心だったのかもしれませんね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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